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dot_haraiの2019音楽年間ベスト 50~26

毎年恒例の音楽年間ベスト。今年リリースされた音源から50枚を決めて発表しております。

なお、昨年1位は中村佳穂「AINOU」でこのようになっておりました。


2011年から2017年のベストはこちらにまとめてあります。


各タイトルのSpotifyリンクとYoutubeの楽曲リンクを貼るため、ボリュームあって投稿は2つに分けます。まずこちら50~26です。一応便宜的に順位を付けた結果とはいえ、いずれも良い内容で大いに楽しみました。全曲のSpotifyプレイリストは25~1の方につけますので、そちらもご覧ください。


選外特別枠として、ソロデビューの宮本浩次を。ドラマ主題歌、CM、横山健コラボなど話題に事欠かないが、相変わらずこの人は最高にかっこええなと思える佇まいと信頼感抜群の曲があります。アルバムを早う聞かせて…。



50.ザ・リーサルウェポンズ「Back To The 80's」 推薦曲:80年代アクションスター

アンドリューW.K.の興奮が甦りました。見た目のキワモノ感に留まらず、作りは丁寧な80年代シンセポップ・ロックでかなり楽しいです。




最高にハッピーになれるPV。



49.坂本真綾「今日だけの音楽」 推薦曲:ユーランゴブレット

大沢伸一や川谷絵音、堀込泰行、渡邊忍など多彩な作家陣の競演で、なんだかとてもフレッシュな印象の10作目。川谷絵音、これまであまりピンときてなかったけどいいじゃないですか。




48.Luka Productions「Falaw」 推薦曲:Bbni

西アフリカ、マリ共和国で人気のトラックメーカー/ラッパーのプロジェクト。伝統的要素と現行ヒップホップのナチュラルな取り合わせがかっこいいです。




47.Tapan「Atlas」 推薦曲:Aha Yazine Kaymaltou

セルビアの電子ジャズ楽団とモロッコ、砂漠のブルース楽団のコラボ。スリリングで所在がわからなくなるような強烈さがあります。





46.Tash Sultana「Flow State」 推薦曲:Blackbird

オーストラリアの女性SSW。まだ若いにもかかわらず、熟成さえ感じさせるギターです。




45.xiangyu「はじめての○○図鑑」 推薦曲:餃子

水カンのケンモチヒデフミがバックアップするシンガーデビュー作。南アフリカのGqom(ゴム)やケルト風などフリーダムなゴッタ煮サウンドが面白い。結構子ども達が気に入ってます。




44.O Terno「atrás / além」 推薦曲:Tudo Que Eu Não Fiz

ブラジル・サンパウロのメロウでソフトなロックバンド。笑顔で迫ってくる狂気を孕んでるかのような。ゆら帝の坂本慎太郎も参加してます。



このバンド、PVが凝っててまた良いのです。



43.Creepy Nuts「よふかしのうた」 推薦曲:生業

ミニアルバム。タイトル曲はサンデーで連載漫画の元ネタとなったとか。「生業」はR-指定の高スキルを改めて認識。




42.Alfredo Rodriguez「Duologue」 推薦曲:Dulogue

2016年の年間ベストに推したキューバ人ラテンピアニストとキューバ人パーカッショニストのコラボ作。カバー曲でスリラーやスーパーマリオ3など取り入れるといった遊び心もあります。



41.ポップしなないで「禁じられてはいない遊び」 推薦曲:Creation

女性ピアノボーカルとドラムの2ピースバンド。訥々としたポエトリーリーディング的ラップからジェットコースターのような起伏激しい楽曲の感情的な歌い方にビビっときます。そしてドラムが気持ちいい。




40.Yin Yin「The Rabbit That Hunts Tigers」 推薦曲:The Rabbit That Hunts Tigers

オランダのバンドですが、音は東南アジアのタイやカンボジア、ミャンマーなどの影響を濃く受けたエキゾロック。




39.Manu Delago「Circadian」 推薦曲:Draem

ハングドラムの心地よい音色にまどろみそうになったかと思いきやダイナミックな展開もありの深みあるアルバムです。




38.Amamiaynu「Amamiaynu」 推薦曲:Makya makya upopo

奄美民謡とアイヌ音楽のコラボ作。南と北、遠く離れているのにまるで近い親戚のように親近感を覚えるマジックがありました。


楽曲のYoutube動画なかったので、それぞれの歌い手の動画をどうぞ。




37.La Charo「Legado」 推薦曲:Caja de Música (feat. Daniel Martín)

アルゼンチンの女性シンガー。同国のフォルクローレ歌手のトリビュート盤とのことですが、ところどころで東洋的なメロディや音が出てくるのが面白いです。どういう繋がりなのか気になります。




36.Jimmy Eat World「Surviving」 推薦曲:All The Way(Stay)

大好きなエモ重鎮バンドの25周年作。やっぱり好きですこの人たち。相変わらずの魅力も、お、と思う新機軸的なアプローチも見せてます。



3月のダウンロードフェスで来日しますが、JEWにマイケミにオフスプ、エヴァネッセンスとなかなか凄い面子です。



35.tipToe.「daydream」 推薦曲:茜

メンバーの活動期間は3年限定というさ学的なシステムのアイドルグループ。コンセプトは「みんなで青春しませんか?」。若さゆえ透明感や等身大さ、刹那的に駆け抜ける疾走感を大事にした楽曲が多い印象です。こちらの「daydream」は2枚目2年生編で、この12月にようやく3枚目3年生編が出て現行体制でのリリース完結となりました。




34.Task Have Fun「PURPLE ALBUM」 推薦曲:彗星のステージ

もう一つアイドルものを。熊澤風花は漫画誌グラビアなどでも目にする気がします。「3WD」のPVを見て、端正なメンバーなのにヘンテコな振りに目が離せなく、目が頭が侵食される感覚でした。いずれの楽曲もどこかしらに隙を作り外すことを意識しているように感じます(それ故王道的な「彗星のステージ」が響きます)。





33.Tété「Fauthentique」 推薦曲:Normal

温かみある優しい声と歌い回しが好きなフランス在住シンガー。今作も健在です。




32.Carabao「Miracles of Cannabis」 推薦曲:ยุบเถอะ เลิกเถอะ

タイの国民的ベテランロックバンド。この人たちが鳴らすというだけで安心感が半端ない貫禄があります。




31.思い出野郎Aチーム「Share the Light」 推薦曲:同じ夜を鳴らす

冒頭曲からもう真摯さが全開で美しい。派手ではないが、静かに熱いアルバムです。




30.Quantic「Atlantic Oscillations」 推薦曲:Atlantic Oscillations

Quantic名義では5年ぶりのアルバム。今回は今まで以上に風通しよく聞きやすいタイトルに感じました。




29.T字路s「PIT VIPER BLUES」 推薦曲:涙橋

現行最強シンガーの一人と思っている伊東妙子の情感ほとばしるシャウトがビンビン響きます。とにかく歌が強い。




28.Dexter Story「Bahir」 推薦曲:Shuruba Song

LAのマルチ奏者/プロデューサーですが、エチオピアなどの音楽要素をふんだんに取り入れた、たおやかで懐かしさや日本との親和性を覚えるアフリカンポップスです。Mamdoohのイントロといったら…!




27.Theon Cross「Fyah」 推薦曲:Activate

昨年年間第4位に推したSuns of kemetのメンバーであるチューバ奏者。チューバの低音はこんな自由にガシガシ鳴らせるんだという驚きがありました。



26.Boban Markovic Orkestar「Mrak」 推薦曲:Mrak

セルビアのマスタートランペッターによる人気バルカンブラスバンド。お祭り曲ありミドルナンバーありバングラビートありのパーティーアルバムです。




以上、50~26でした。続いての25~1もご覧いただければ幸いです。


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