真夏に冷蔵庫が壊れるという地獄 その4
☆いままでのお話はこちら
代替冷蔵庫が来たその日。
お昼寝から起きたらもうだいぶいい時間だった。
夏休みでもあるし、夕飯は外で食べよう!と子供たちを誘って外食に行く。
美味しいものを食べて元気復活だ。
その翌日。
朝、グレープフルーツを食べようと、冷蔵庫を開けた。
正しくは野菜室を開けた。
グレープフルーツを取り出す。
ん?
?????
グレープフルーツが固い。
異常に固い。
そして冷たい。
も、ももも、もしかして???
そう、私が野菜室だと思って入れていた場所は
な、なんと冷凍室だった!
だって、だってね。
元々我が家の冷蔵庫の真ん中の段は冷凍庫。
野菜室は一番下だった。
だけど代替冷蔵庫は野菜室が真ん中で、冷凍庫が一番下。
何にも疑わずに、私は野菜をすべて冷凍庫に入れちゃったわけだ。
昨日外食に行ってしまって野菜室を開けなかったので気が付かなかった。
ああ、先入観ってこわいね・・・
取り出してみると、グレープフルーツはおろか、キャベツもニンジンも
なすもねぎもトマトも、もう何もかもカチンカチン。
よく北国で一晩外にバナナを置いておいたら
釘が打てそうなほどカチンコチンです、とかテレビでやっているのを見るけど
まさにあんな感じ。
ナスで釘打てますっていう感じ。
それもそのはず。
冷凍庫の設定を見たら“強”になってる。
はあああ・・・がっくり。
冷凍グレープフルーツは思いの外美味しかったケド。
でもこの代替冷蔵庫、片開きで壁の方に手を差し込まないと開けられないし
冷凍庫が小さくて保冷剤ですでに半分がいっぱい。
ここに凍らせちゃった野菜入れたら本当に何も入らない。
わああん。すとれすふるー!!!
とかなんとか言って2週間を過ごした。
カレンダーを見ればもう8月になっている。
夏期講習が始まって忙しさマックスだし、
暑いし、冷蔵庫は使い勝手が悪すぎるし
全然ごはんを作る気力がなくなる。
そんなこんなしているうちに、上高地に行く、という前々日になった。
突然電話が鳴る。
修理やさんからだ!
「明日冷蔵庫お返しできますが、ご都合どうですか?」
「はい、はい、大丈夫です!」
私は二つ返事で答える。
冷蔵庫が帰ってくるというだけで
こんなに嬉しいなんて。
ここ最近、こんなに嬉しかったことがあっただろうか。
「わかりました。時間は明日の朝、ご連絡しますね。」
ありがとうございます。
旅行に行く前で良かった~!
これを逃したらお盆休みに入って、帰ってくるのは下旬になったことであろう。
かくしてようやく我が家の冷蔵庫は翌日無事帰還した。
なんという僥倖。
おかえり。私の冷蔵庫~💕
私は喜び勇んで「いざ。」と冷蔵庫を開ける。
そこで目にしたものは・・・
ギャー!!!
予想もしないトラップ。
あちらに黒い点々。
こちらに黒い点々。
ひぃぃぃぃ。
あっちにもこっちにも点々。
そう。正体はカビ。
冷蔵庫も野菜室も冷凍庫もあちこちにカビ。
冷静ではいられないくらい。
ぞぞぞぞーっと鳥肌がたつ。
いやね、代替冷蔵庫が来るって言われた時に
私は車の車検とかでやってくる代車を想像したのだ。
ディーラーさんに車検をお願いすると
車をきれいして返してくれるじゃない?
そういうイメージがあったので
当然修理をした後は中を軽く拭いて返してくれるんだろうなあ、と
勝手な思い込みがあったわけだ。
しかし、実際は違った。
一体どんな場所に置かれていたのだろうか?
炎天下なのか?高温多湿の場所だだったのだろうか?
電源の入ってない冷蔵庫だもの。
修理が立て込んでいてしばらくそのまま放置されていれば、きれいに掃除をしていたつもりであっても
カビぐらい生えて当たり前、なのかもしれないけれど。
だけどさ。
運んできたお兄さん、
「アルコール消毒をしてお返ししてますから」
って言わなかった?
どこがやねん!(怒)
カビルンルンやわー!!!
冷蔵庫に何度不具合が出ても、
修理してもらうゼ!
とくじけず戦っていたけど、さずがにこのカビを見たら買い換えたくなった…
でもそれではここまでの努力があああ。
私はその怒りのテンションのまま、冷蔵庫のありとあらゆる取り外せるものを取り外し、洗剤をたっぷりつけてゴシゴシと洗い流す。
清潔なふきんで拭き、更にアルコール消毒をする。
これでもか!というぐらいアルコールを吹き付ける。
わあああん。もうイヤ~!!!
冷蔵庫こわいー!!!
洗いに洗って今、何事もなかったように使ってますけどね…
真夏に冷蔵庫が壊れるという地獄。
みなさまもどうぞお気をつけて。
※初めてnoteでこんな長い文章を書きました。しかも冷蔵庫が壊れるという、めちゃめちゃ個人的なお話を最後まで読んでくださり、ありがとうございました😊💐
あまりにも大変すぎて、誰かに聞いてもらいたかったんですー!
読んで感想までいただき、感謝感謝です💕
ありがとうございました。
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