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算命学余話マガジン #U101~U110

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中国古代占星術、算命学を学ぶ人のための一考察として執筆中の短編読本です。算命学の基礎は学習済みだけれどもその先を知りたい、という中級者・上級者を対象に綴っています。技術的な話が半…
¥3,900
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#算命学余話

『算命学余話』R番号目録

(※この目録をマガジン未購入でも無料で閲覧可能にするため、便宜上100円の有料記事とします。以下、記事全体を無料公開(いわゆる「試し読み」)部分に設定し、便宜上付け加えた最後の一行のみが有料部分にしてあります。この一行のためにわざわざ100円払うことなく、無料部分をお楽しみ下さい。) 『算命学余話』は、算命学を学ぶ人のための読み物です。入門レベルから進んで中級以上の鑑定技術を知りたい方や、算命学の理念について理解を深めたい方、或いは算命学にはさほど興味がないけれど人生につい

¥100

算命学余話 #U106「守護神帝王と忌神帝王」/バックナンバー

 ロシア移民のニコライ・リリンがイタリア語で書いた自伝小説『シベリアの掟』(原題『シベリア流教育』)が発表されたのは2009年で、当地でベストセラーとなった後の2013年、イタリアを代表する映画監督サルヴァトーレスによって映画化された。日本では『ゴッド・オブ・バイオレンス シベリアの狼たち』の邦訳で公開されたようだが、私はこのロシア語吹き替え版を先に見てから原作を読んだ。両者の違いは明らかで、これはとりもなおさずイタリア人とロシア人の価値観及び美意識の差であると認識している。

¥600

算命学余話 #U105「過ぎたるは及ばざるが如し」/バックナンバー

 年末になると日本はマスメディアに限らず「今年一年を振り返る」という恒例のルーティーンに染まる。報道は今年世間を騒がせた事件などをランキング形式で並べ出し、今年活躍したスポーツ選手のファインプレーや今年亡くなった著名人などをメドレー編集して放映する。身近な例では忘年会に参加して、一年を総括したり労ったりする文句を音頭にみんなと乾杯する。年が明けたら明けたで新年の抱負とかを述べ合ったり、一年の目標を立てたり書き初めをしたりする。これは勤勉で健忘症な日本人の特徴であり、余所の国で

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算命学余話 #U104「守護神#5 乙×春」/バックナンバー

 今年もはや年の瀬。さまざまな事件がありましたが、マンション杭打ち偽装事件では興味深い話が聞こえています。記者らが事件を取材するうちに、他のマンションでも住民が傾きに気付いて建設会社や不動産会社に説明を求めるという事態がしばしば起こっていることが判明したのですが、その多くがうやむやになって表沙汰にされずに消滅したというのです。その原因は不正を行った悪徳業者にもありますが、購入した住民にもある。住民が傾きや手抜き工事を訴えると、担当者は「あまり声高に訴えるとお宅の資産価値が下落

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算命学余話 #U102「知性とは人間性である」/バックナンバー

 人間性に問題ありとの評価が定着しているにもかかわらず、橋下大阪市長率いる維新の会が大阪府知事選と市長選に勝利しました。政治家の中には、大阪の二重行政の非合理性解消を叫ぶ橋下氏の政治的センスを称えて、その人間性の欠陥については目をつぶろうとする向きもあるようですが、算命学者は目をつぶったりはしません。その低俗な人間性をガン見です。今回の余話のテーマはここです。  すこし前には、日本の大学の文学部や文系学部を縮小して、代わりに国際競争力を高めるための理系・実務学科を拡大すべし

¥300