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色気について

シンガポールは変わらず暑い毎日かな?
東京は今日はちょっぴり曇り空だけど、いつもより早く桜が咲き始めているよ!
家の小さな庭にも春らしい繊細な雑草が生えてきて、雑草だけど小さな花が可愛らしくて、しばらくそのままにしています。(なんて、草むしりをサボってる言い訳にしてみる...)

おしゃれの話はいくつになっても尽きないよね!なんか、岡崎京子の「くちびるから散弾銃」を思い出すよ。

あすかの書いてくれたように、日常着のおしゃれとか、着心地のよさとかは、私もすごく気にするようになった。
私はワンマイルウェア的なものが苦手で、家では最近ラクチンなリブのレギンスにニット、みたいな格好ばかりしているけど、
洋服のプロの仲のいい友達とルームウェアの話をしていて、
彼女は黒のロングスカートにヘインズの白Tをルームウェアにしてるって言ってて、素敵だなぁと思った!
私はまだ自分らしいスタイルを見つけられていないから、楽だけどだらしなく見えずに気分も上がる日常着を色々試してみようって思ってる。

女らしいとかフェミニンさについて、最近すごく考えるから話せて嬉しい!

表面的な性別とかは本当にどうでもいいなって思ってるから、男性がメイクをするのもヒールを履くのも、その人のしたい格好をするのが一番、というのが大前提の私のスタンスとして。

その上で思う、女らしさについては、
やっぱり生まれ持った女性の身体の特徴、ウエストがくびれているとか胸とかおしりの丸みとか、華奢な手首とか足首とか、くっきりとした鎖骨とか、そういうものは、純粋に美しいから(私が、って意味じゃなく、女性全般の一般論ね!)、
なんかそういう生まれ持った美しさは積極的に楽しみたい、謳歌したいって思うようになってきた。

昔はなんとなく、女だからって仕事でなめられたくないみたいな感じもあったし、モテ的なコーデをあえてしてみて、男の人はこういうのが好きなんでしょう?ってすごく冷めた目で自分を観てる、みたいな、ちょっと屈折した感覚があったんだけど、
そういうのが一切なくなって、生まれ持った身体も能力も全部楽しみ尽くそうって、すごくストレートにそのまんまの私を表に出していきたい、という感じなんだよね。
上手く言えないんだけど......。

そういった意味でもRouge、いいよね!
あすかの雰囲気にRougeのデニム、本当にぴったり!
(おしりのRのステッチもウエストを締め上げる感じもいいよね!)
ジャンヌダマスの自由奔放な雰囲気が、媚びない色気みたいなのを出してて、すごく素敵だなぁって思う。

あすかが、怠惰だから夏はワンピースばかり、冬はパンツばかりになってしまう、って書いてたじゃない?
そういう怠惰さには、女性らしさというか色っぽさがあるよね。

なんかさ、月曜日はプレゼンだからシャキッとパンツスタイルで、水曜日は久しぶりのデートだからスカートでふんわり可愛く、
みたいな、頭で服着てる女性より、
うーん、最近はなんかタイトスカートばっかり履きたい気分なんだよねー、あとなぜか赤が気になって赤い服ばっかり買っちゃう、
みたいな自分の本能に素直な女性のほうが、私は魅力的だと思うし、女性らしさ、色気、みたいなものがあると思うんだよね。

書きながら思ったのは、私の中では、
女性も男性も、周りがどうだから、とかじゃなく、中心にあるのは自分で、自分の軸をぶらさず生きている人が女性らしい、男性らしい、魅力のある人なのかも、って気づいた!
本能と色気は比例する、って思う。

それって人だけじゃなくて、商品とか企業とかも一緒だな、と思っていて。

もうこんなにモノが溢れている世の中だと、
マーケティングしてターゲットの女性のインサイトはこう、とか、競合他社がこうだからウチはもっとこう、みたいな、軸が外にある商品とか企業はどんどん魅力を失っている気がする。

それよりも、我々はこれが作りたいのだ!欲しいけど世の中にないから自分が作りました!みたいな、軸が自分たちの中にあるほうが、私は買いたい!と思うことが多い、っていうかもうそういうものしか買いたくないかも。

少し前、広告代理店の友達に、化粧品会社へのプレゼン用のアイディア出しのために、
今の女性がコスメに求めるものって何だと思う?って聞かれて、
そのとき、答えようと思えば色々答えられるけど(っていうか、一応それっぽいことを答えはした)、
でもなんだか、そんなことより、その化粧品会社が今作りたい!世の中にあったらいいな!と思うものを作るのが一番いいんじゃない?って思ってしまったんだよね。
結局誰のことなのか分からない、架空の女性の頭の中を必死に調べようとするよりも。

何より、私はこれが好きなの!作りたいの!ってキラキラした目で言われたら、なんか言ってることよくわかんなくても、応援したくなるもので、それって商品とか企業も同じことなんじゃないかなって思ってる。

なんて、女性らしさの話からだいぶ飛躍してしまったね...笑

あすかは最近、Rougeみたいにこの商品とかこのブランドにすごく惹かれる、みたいなのある?

#往復書簡 #編集者 #色気 #ファッション #エッセイ

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