父の卒業式

65歳の父が、会社勤めをしながら4年半かけて、先日大学院の博士号を取ったらしい。

そういえば、パパは論文が大変で週末全然お出かけできなくなっちゃったのよ、と母が文句を言っていたなぁ、と、そんなことを思い出した。

昨日、卒業式に母は父親の保護者？ということで出席して、写真に写った両親は、とても晴れやかで嬉しそうだった。

父はドクターを取ったあと、色々やってみたいことがあるらしい。

なんとなく、65歳を過ぎたら、もう働かずにのんびりと暮らしたらいいじゃないか、と私は無責任に思っていたけれど、
みんなそう言うけど、今の時代を生きているのは若者だけじゃないのよ、
と母に言われて、その通りだなとハッとした。
母も色々新しく挑戦したいことがあるらしい。

貯金の残額を気にしながら、いつ来るか分からない死を待つ毎日なんて、私だってそんなの嫌だ。

キャッシュレスもブロックチェーンもインスタもTikTokもNetflixも、年齢関係なく気になることは全部やればいい。
実際、母がおすすめしてくれるNetflixの番組はどれも質が高い。さすがだと思う。

明日は父の誕生日。父にとっての新たな旅立ちの日。
春の訪れとともに、大事なことを両親が気づかせてくれました。

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