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会社員?orフリーランス?

もう7月も中旬だなんて、今年はいつにも増して時間の流れが早い気がする...!
東京(っていうか日本全体)はずーっと梅雨空で、そろそろ本気で太陽が恋しくなってきたよ。

さてさて、前回あすかがくれたお題について。
まずは会社勤めについて、振り返ってみるね。

私は36歳まで3つの会社を経験してきたんだけど、どの会社にも本当にお世話になって、何もできない私を育ててくれたから、会社という場所には感謝の気持ちがすごくある。

基本的なビジネスマナー的なことはもちろん、会社の名刺がないと会えない人もたくさんいたし、仕事もいろんな人に教えてもらったり、失敗しながら一つひとつ身につけていくことができたし、あと、チームワークというか、みんなでひとつの目標に向かってがんばる感じ(部活っぽい感じ)とかも、実は結構好きだったな。

同僚にも上司の方々にも、本当に色々悩みを聞いてもらったりしたし、会社帰りに一杯飲みながら仕事の愚痴を言い合ったりするのも、誰かの歓送迎会とかでみんなでワイワイ飲んだりするのも、なんか子どもの頃に見たドラマの中のサラリーマンぽくて、大人になった感じがして、今振り返るとすごく楽しいことがいっぱいあったなぁ、って思うよ。

私は会社員という働き方が向いてると思ってたから、自分がフリーランスになるなんて本当に想像してなくて(直近の会社では、労働組合の執行部とかもやってたし...笑)、だから人生何が起きるか分からないよね。

ただ、私の毎月のお給料が何によって決められているのかとか、どうしても自分の腑に落ちない内容の仕事をやらなきゃいけないとか、会社の方針がなんかよくわかんないなぁとか、そういうことが少しずつ積み重なって、会社員として生きていくには限界のタイミングがたぶん来ちゃったんだと思う。

年末からイラストも描き始めたり、だんだん自分の頭の中を売り物にしていきたい、自分で勝負したいって想いがいつのまにか大きくなっていて、でも会社は副業禁止だったりもして、だからどっちがいいわるいとかではなくて、本当に自然な流れだったんだろうな。

そのあともちょっと色々あったりして、特に準備もないままフリーランスになって4ヶ月くらい経った今、あ、私、案外フリーランス向いてるのかも?と実は感じている!

自分で言うのも何だけど、割ときちんと生活したいタイプだから、朝決まった時間に起きて、仕事して、みたいな自己管理がすーっとできるのと、家が好きだから、家で仕事するのが向いているということに気づいた。

あとは、自分で全部決められるところがすごくいいな!と思ってる。もちろんその分全部自分の責任になるけれど。

文章、イラスト、企画、コンサルティング的なことetc...。
自分が提供したもので喜んでもらって、その交換にお金をいただくというシンプルなやりとりが、自分には合っている気がしてる。

会社員のときは、毎月お給料が決まっていて、残業代も時給制で成果とは関係なく、だから私は何で稼げているのか分からなくて不安だった。
今はそこが明確だし、シンプルで、自分次第でいかようにもなれる自由さが、すごく気持ちいい。

それから、例えば保険料とか年金とか住民税とか、全部自分で払うようになったから、お金のことをきちんと考えるようになったことも本当によかったな、と思ってる。
恥ずかしながら、私は毎月の給与明細の手取りの額しか見てなくて、何がどれくらい引かれてるとか全然よく分かってなかったから、今はそのあたりがクリアになったことも、なんか気持ちがいい。

会社、特に出版社に関して思うことは、編集者仲間の人たちを見ていると、実は表に出てないだけですごく何かに詳しかったり、個性的だったりするじゃない?
だから、もっと編集者の個を立たせて、あの人が編集してるページなら読みたい、みたいになったら、影響力のある編集者集団が作る雑誌とかメディアブランドみたいになって面白いだろうなぁ、とは思っていて、
会社を辞める前に上の人にちらりと提案もしてみたけど、全然刺さってなかったなぁ。私の説明が分かりにくかったのかもしれないけどね。

なんだか長々と書いちゃったけど、会社員とフリーランス、どっちがいいとかは本当になくて、自分にしっくりくる働き方をチョイスできる時代になったことは、親の世代と比べてすごく恵まれてるよね。

次は、私たちが始めようとしている新しいマガジンについて、sideB的なことを書いてみませんか?
(アナログテープのA面B面って、未だになんか好き!)

#往復書簡 #エッセイ #コラム #働き方

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