見出し画像

SMAPのこと

東京はやっと梅雨明けして、昨日も今日も真夏日が続いてるよ!
暑さは確かに堪えるけど、やっぱり太陽のありがたみをひしひしと感じてる。

あすかが書いてくれたように、本当に去年くらいから古い体質とか昔ながらの慣習みたいなものから問題がどんどん噴出しているよね。今、時代の転換期なんだということを肌で感じる毎日です。

私たちの新しいマガジン「No Edit, No Life」、まだお互いの自己紹介を書いただけだけど、すごくワクワクしている!
マガジンのサムネイル画像どうしよっか?って相談したとき、私とあすかの文字を組み合わせるのはどうかな?ってあすかが言ってくれて、私は頭の中に新しい地図のロゴがパッと浮かんで、新しい地図、というかSMAPへのオマージュの意味も込められてすごくいいなって思ったんだ。(新しい地図のロゴは3人の手描き文字が混ざってるんだよね)

それで今日はSMAPのことを書くね。

私はジャニーズファンというわけでもないし、ファンクラブに入ったこともないけれど、私たち世代にとってSMAPはやっぱり特別な存在だよね。いつもテレビをつければSMAPの誰かが出ていて、どんな番組でも、そこにSMAPが一人いるだけで、その番組がなんかいい感じに輝く、一気にメジャー感が出る、みたいな華やかさがあったよね。

あと、ファッション的にもSMAPはいつだっておしゃれな雰囲気を纏っていたし、出演してるCMも、ただ有名だから出ている(ニコパチ的な)内容じゃなくて、SMAPの出ているCMはどれも本当に質が高かった。(学生時代の私が憧れていたタグボートの人たちも、SMAPとたくさん広告作ってたし)。

解散騒動の1年間、それまで当たり前の存在だったSMAPが消えてしまうと思うと、私たちの10代は男の子も女の子もみんなSMAPと一緒に育っていたということに改めて気づいて、持ち前の情報収集能力を発揮してあらゆる記事を調べまくったよ笑。
たぶんyoutubeは結構見尽くして、そして改めて、どんなときも全力でクオリティの高いコンテンツを私たちに見せてくれていた、本当にすごい人たちだったんだなと思った。

それから思ったのは、SMAPの存在自体がメディアだということ。
SMAPというフィルターを通すと、マイナーなミュージシャンの曲も華やかでポップでスケール感のある曲になるし、広告している商品はメジャー感が付与されて、なんだかいい感じに見える。
だから、パラリンピックのアンバサダーとかは本当にSMAPこそ適任なんだよなと思う。

それからやっぱり凄いのがマネージャーの飯島さんの手腕だよね。
私、学生時代、「広告批評」っていう雑誌が好きでずっと買ってたんだけど、2002年に”広告SMAP"っていう号があって(今日の記事のサムネイル写真にしてる号)、
その中で佐藤可士和さんと多田琢さんの対談ページがあるんだけど、やっぱりお二人も飯島さんはすごい、という話をしていて。
博報堂を独立したばかりの佐藤可士和さんと電通を独立したばかりの多田琢さんは、それぞれ博報堂と電通に専属契約があったらしいんだけど、クライアントとの直接契約ならできたらしくて、二人が独立した途端、飯島さんは誰よりも先に二人に仕事を依頼して、佐藤可士和×多田琢によるSMAPのCDやライブのビジュアルプロデュースを実現させた、という話が出ていたの。

飯島さんの時代を読む感覚とか、ダサいことは絶対しないわよ、っていうスタンスが、すごくかっこいいよね。
SMAPに楽曲提供したことがきっかけで世に出たミュージシャンもたくさんいるし、常に攻めの姿勢というか、いくら売れてもカウンターカルチャーな、ストリート感があるところがいいよね。
たぶん私は飯島さんファンなんだと思う…!

新しい地図が立ち上がって、ティザームービーを見たとき、そうそう、この感じこそがSMAP、飯島さんだと思った。デザインやセンスが圧倒的に洗練されている上に遊び心もあるあの感じ。
そして瞬時にSNSやネットテレビを使いこなして、新しい時代を常に最先端でサーフィンしてる感じが、私たちがずっと見てきたSMAPのDNAそのままだと思った。

SMAPと飯島さんが見せて続けてくれたあの精神は、私たち世代のクリエーターにはすごく根付いている気がするよね。

あすかにとってのSMAPはどんな存在?

#エッセイ #コラム #SMAP #往復書簡


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?