AIスタートアップのAlgomaticで私が「100X」に取り組む理由
こんにちは、Algomaticの高橋(@dory111111)と申します!
2023年7月にAIスタートアップの株式会社Algomaticに入社しました。
Algomaticに興味を持ってくださっている方々に少しでも参考になる情報を届けられれば、そして忘れがちな入社直後の初心を後から振り返られるようにしておければ、という動機で入社エントリを書きました。
1. そもそもお前は誰なのか
ふだんSNSではDory(@dory111111)という名前で活動しています。
飲み会帰りに湘南新宿ラインで寝過ごした人間が漂着する町こと、神奈川県逗子市で生まれ育ちました。
何をしてきた奴なのか
これまでのキャリアはとっ散らかっていて、職種の一貫性は無いのですが、
という感じで、B2B × BizDev × テキストデータ をボンヤリとした軸にしつつ「コーディングから請求書の発送まで、事業立ち上げに必要なことは何でもやる」をモットーに活動しています。
今年に入ってからはAIエージェント(LLM Powered Autonomous Agents)という領域に取り憑かれたように熱中しておりまして、「AIエージェントは楽しいので、みんなで作ろう!!」というようなことを、様々な場所で発信をしています。
上記のような感じで、AIエージェント開発をやたらと勧めてくる中年男性としての活動に従事していたところ、代表の大野とひょんなことから知り合い、Algomaticに創業メンバーとして参画することになりました。
2. Algomaticってどんな会社?
Algomaticは、2023年4月に設立されたAIスタートアップです。
出来立てほやほやの会社ですので、ご存知ない方がほとんどではないでしょうか。
Algomaticの特徴は、LLMや拡散モデルをはじめとしたAI領域に全振りしたサービス開発を行っているという点です。
インターネットやスマートフォンが登場したタイミングで、それらの技術に全てをかけるべく創業された企業のいくつかは、今日までに現代を象徴する企業として成長しています。
であれば同じように、このタイミングでAI領域にフルベットする企業には、次世代を象徴する企業になるチャンスが存在しているはずです。
そこで私たちは、ミッションである「生成AIで心躍る未来を創る」を実現するために、いわゆるスタートアップのセオリーとは異なった戦略を採用しています。具体的には、設立時から複数の事業を同時多発的に立ち上げたり、創業直後にソフトウェア開発会社のBison HoldingsをM&Aしていたり、DMMから20億円の大型資金調達をしていたりします。
3. 私がAlgomaticでのチャレンジを決めた理由
ここからは、私がAlgomaticへの参画を決めた際に考えたことを、いくつか記載しようと思います。
【理由1】Algomaticには「生の一次情報」がめちゃくちゃある
Algomaticは、複数領域で同時多発的に事業を立ち上げる、いわゆる「スタートアップスタジオ」型の組織戦略をとっています。ひとつの会社の中にいくつものAIスタートアップが立ち上がっているイメージが近しいかなと思います。
そのような背景のもと、設立3ヶ月未満のスタートアップではあるものの、
・法人向けチャットプロダクト
・社内情報活用プロダクト
・画像生成系プロダクト
・AIエージェント関連プロダクト
など、既に4つ以上のプロダクトが並列で開発されています。
一見してクレイジーなこの組織戦略は、入社前の私の目には非常に魅力的に映りました。
SaaSプロダクトやD2Cサービスといった一定の「勝ち筋」が既に科学されている領域とは異なり、LLMや拡散モデルなどを用いたプロダクトは不確実性の塊です。
国外・国内ともに大小問わず様々な企業が生存戦略を必死に検討しているフェーズだと認識しています。このような状況下では、試行回数と学習効率がモノを言うのではないかなと思います。
Algomaticは複数の事業を超高速で立ち上げており、現時点で既にプロダクトのクローズも経験しています。そうした試行錯誤の結果、コスト構造・開発運用・マーケティングなど「LLMベースのプロダクトを実際に提供しなければ分からない、生の一次情報」が、Algomatic社内には既にかなり蓄積されています。
この一次情報はどんなに大金を積んでも手に入らない貴重なものだな、と考えたのがAlgomaticに参画した最大の理由です。
【理由2】「早く、遠く」に行けるチーム
私含め、創業メンバーには30歳前後の社員が多いのですが、我々の世代の原体験としてあるのは、1990年代後半のインターネット革命や2000年代後半のモバイル革命といったビッグウェーブに乗れなかったという苦い経験です。
当時は学生だった我々は、遠くからこのビッグウェーブを指を加えて見ているしかありませんでした。
そして、我々世代にAI革命のような大きな「チャンスの窓」が開くタイミングは、これが最初で最後だと認識しています。端的に言えば、我々はめちゃくちゃ強い焦りを感じているチームです。
Algomaticには、Algoage創業者の大野やBison Holdings創業者の南里をはじめ、経営経験や事業立ち上げ経験が豊富なメンバーが集っているのが特徴です。
「スタートアップ2周目」ならではのナレッジと、これが最初で最後のビッグウェーブであるという危機感が私たちのエンジンです。そのため「小さくまとまらず」「スピード感をもって進む」ことを大切にしています。
「早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け」といったフレーズがありますが、Algomaticは「早く、遠く」に行けるチームになっているなという感覚があります。
また、AlgomaticはDMMからの出資も受けており、DMMの亀山会長も事業運営を強力にサポートしてくださっています。メディア露出こそ決して多くはないものの、亀山会長は日本を代表する起業家・事業家のお一人だと考えていまして、近くでお仕事ができるのはとても刺激的です。
4. 100X: 私が取り組みたいこと
ここからは、Algomaticで私が何に挑戦しているか?ということを少しだけ紹介させてください。
私の所属組織では、LLMを基盤にした「AIエージェント」と呼ばれる領域に取り組んでいます。
めちゃくちゃ雑に言えば、
などなど、ユーザが与えたゴールの達成にむけ、自律的に行動を行うAIを指します。
現時点ではまだまだピーキーで未完成の技術ではありますが、これまで人手では100分かかっていた仕事を1分で終えることができるような、私たちの未来を変えるポテンシャルを秘めています。
私がAIエージェントに取り組む理由
私がこのAIエージェントという領域にフォーカスしている理由は、決して技術的好奇心だけではありません。日本社会の生産性を上げたいというのも大きな動機です。
日本は現在も人口ボーナス期に形作られた労働集約型の成長モデルを維持しています。この成長モデルが善か悪かという話はさておき、人口ボーナス期が30年前に終わったいま、産業を知識集約・情報集約型のモデルに変化させなければ、数十年後の自分自身や、私の子世代・孫世代が豊かに生きられないのでは…というリアルな危機感があります。
自分自身がAI革命というビッグウェーブに乗りたいという気持ち以上に、このビッグウェーブを利用して日本の産業のしくみを変え、将来世代の労働のあり方を(ポジティブに)変化させたいと考えています。
「STUDIO 100X」
そこで私は、Algomatic内に「STUDIO 100X」というB2B領域×AIエージェントに特化した事業部を立ち上げています。
ひとことでいうと、AIエージェントやその他技術を組み合わせる、産業効率を100倍にすることを目指す組織です。これまで労働集約的にこなしていた業務を知識集約・情報集約型の業務に変えることを目指し、ワークフローをまるごとAIエージェントにサポートさせるようなプロダクトを開発しています。
人間が100分かけていた仕事をAIエージェントが1分でこなせるようになれば、きっと様々な素敵な未来が私たちを待ち受けているはずです。
たとえば、鉄道会社の経営スピードを100倍はやくする支援できれば、未来のモビリティがもっとはやく到来するかもしれません。
たとえば、製薬会社の実験が100倍はやくできれば、もっと難病を解決する薬が早く見つかるようになるかもしれません。
たとえば、教育現場の事務作業が100倍楽になったとすれば、将来世代はより手厚い教育が受けられるようになるかもしれません。
まだ入社2週間の身ではありますが、こんな「たとえば」を実現するための組織として、STUDIO 100Xでさまざまなサービスを提供していきたいと考えています。
5. We are hiring!
ここまで、Algomaticの強みやSTUDIO 100Xの目指す世界観について書いてきました。豊富な資金力など、Algomaticの持つ武器を魅力的に捉えて頂いた方もいるのではないでしょうか。
しかし、現時点のAlgomaticが「勝ち馬」かというと、全くそんなことはありません。各事業とも「のるかそるか」の勝負の真っ只中であり、決して勝利は約束されていません。AI革命のビッグウェーブに乗れず、溺れる可能性も十分にありえます("千三つ"という言葉があるように、そもそも新規事業開発とは、圧倒的に失敗確率が高い営みだと思います)。
社員数はまだ10名にも満たず、仕組みもまだまだ整備中です。事業を4つ並行で進めていれば、当然のごとく課題もトラブルも4倍の頻度で発生しています。崖の上からから飛び降りながら飛行機をつくっているが如く、どこから見ても「未完成の組織」そのものです。
だからこそ、この最初で最後のビッグウェーブに、同じ志で挑戦してくれる仲間を探しています。
📢全方位全職種採用中です!!!!!
Algomaticでは全方位全職種採用中です!
私たちの理念に共感してくれる方であれば、下記に記載がない職種であっても、どなたでもご連絡ください!
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下記のリンクから30秒でカジュアル面談が応募できますので、ぜひご連絡ください!
記事は以上です。お読みいただきいただきありがとうございました!
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