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中医学の魅力・実力!

おはようございます。ドルです。
体調はいかがですか?

うまく言語化できないけれどなんとなく調子が悪い

という方必見です!

(この記事では、中国漢方と日本で行われている漢方治療を厳密に区別していません。)

中医学の診断・治療方法

西洋医学では、特定の症状や病気に対して
対処療法を行っています。
喉が痛いから喉に効く薬を出す。という具合です。

一方で漢方は、症状に応じて十把ひとからげの治療をするのではありません。
その人個人の独自の体質を診ます。

一般的な漢方治療では、左右の脈拍の強さを触知し、舌の状態を見て、お腹を触ってその人個人特有の身体の状態を診断していきます。
その結果、その人にとっての身体のバランスを整えることによって、治療薬が決まります。

例えば婦人科系の不調を解消するための代表的なものとして

・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
・加味逍遙散(かみしょうようさん)
・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

という三大漢方薬があります。
どれを使うかは外に現れている症状で決まるのではなく、その人の体質によります。
その人の身体のどの部分のバランスが崩れているのかを判断して薬を選びます。

ズレているのを真ん中に持っていく感覚です。

診断名が付かない未病も扱える

西洋医学では診断名が付かない症状であっても、
漢方治療では、その人の身体のバランスのどこが崩れているのかを診断して、本来のその人の健康状態を整えることによって治療できます。

個人的治療の経験談

私事ですが、20代の頃、仕事でミスをした事で大きなストレスを抱え、声が出なくなったことがありました。

通っていた接骨院の先生に、漢方治療もできる心療内科を紹介していただきました。
そこで先程の、脈拍触知、舌を見る、お腹の触知を行いました。
その結果、私には、

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

という漢方薬が良いでしょうとのことでした。


※以下は個人の感想です。

まず、飲み始めたところ、何これすごく美味しい!
という感じでした。
私は、自分に合っている漢方薬はおいしいと感じるということが徐々に分かってきました。

そして、漢方薬というとすぐには効かないというイメージがありますが、その人の身体の状態にバッチリ合う処方ですと、割とすぐに効く気がします!

ですので、お医者さんが如何に個人の身体の状態をうまく把握して、ぴったりの漢方薬を処方できるかが命でございます。

というわけで、私に関しては徐々に声が出るようになり、事なきを得ました。



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