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手に自信をなくしたけど
泥棒猫です。
私個人のことを書きます。
って、noteに書くことはぜんぶ私個人のことだけなんですけどね。
私はたくさんのコンプレックスとともに生きている。
もっと痩せてたらいいなと思うし、お肌がきれいだったらなぁとか、鼻がもっと高ければ、とか数え上げたらきりがない。
好きな所より、嫌いな所の方が多い。
でもね。「手がきれい」って友達に褒められたことがあって、自分の手は好きだった。女子にしては大きめだけど、爪も大きめでネイルが映えるしゴージャスに見えるし。ほっそりした華奢な指ではないけど肉感的、と思う。
それなのに神様は意地悪。
2005年に関節リウマチを発症して、あっという間に手の指が変形。
両手の小指、右手の薬指、両手の人差し指の付け根が曲がってしまった。
指輪は全部捨てた。
ネイルもしなくなった。
悲しかった。いっぱい泣いた。
自分の手ってすぐに目に入る。見るたび悲しい。
人の手まで目がいってしまう。いいな、真っすぐで。
ネイルサロンに行きたかったけど、指のことを説明するのも気重く、だいいち見せるの恥ずかしい。
だけど、5年前に友達が自宅に出張してくれるネイリストさんを紹介してくれたのがきっかけで、ジェルネイルを始めた。
ネイルをしてると気分が上がる。
やっぱりネイル、いいな。
自分の手を見ても悲しくならないのって久しぶり。
嬉しかった。
今もずっとジェルネイルは続けていて、いまだに嬉しい。
幸い、関節リウマチの治療は薬が効いて寛解状態になっている。
そして、ようやく冷静に自分の手を見直してみて思った。
「やっぱり曲がってるの、嫌だ」
2019年の春、主治医の先生が仰った。
「今は指の人工関節手術も進歩してるから、大きい病院を紹介しようか?」
手術。
してみようかな。
私、また自分の手を好きになれるかな。
そのことを、ポツポツと綴ろうと思います。
(続く)
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