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直感は頭や心ではない、フィジカルなもの

 泥棒猫です。

 婚姻届を書き上げてからワンワン泣いて、やっぱり私からは彼と別れられないと思った、という話の続き。


 一夜明けたらそれでも「いや、ダメだ。もうやめよう。」とまた気持ちがブレる。心は、というより頭では彼と別れた方がいいに決まってるじゃん!と分かってる。それが正解。

 でも身体が、全身が絞りあげられるように辛い。苦しい。頭も痛いし気分も悪くなってきた。お腹も痛い。

 トイレに行ってびっくり。

 血尿・・・

 これは婦人科系な出血ではない・・膀胱炎。はっきりその症状だし。あーーー


 休日診療の当番医にかかり、やはり膀胱炎だった。薬をもらい、安静に。



 アラフィフの私がこれまで実体験で学んできたこと。悩んだとき、答えが出ない時は頭や心は当てにならない。よく言う直感、というのはフィジカルなものなのだ。

 私というものを一番知っているのは肉体。

 私は肉体。頭も心も肉体の一部なの、ということを経験値で知っている。


 ここでかつての私なら。頭と心重視だったかつての私なら。自分会議の議長が「彼と離れるべき!この先なんのメリットもなし。」と、たくさんの別れる理由を申し立てる頭と心の意見を採択し、別れを決定したでしょう。


 でも涙と血尿により、つまり肉体の訴えかけによって私は別れを先送りすることにした。

 だって彼を失うことを考えただけで、息が苦しくなるんだもん。たとえ私から別れても。耐えられそうにない。だから。


 まだ、つづく。

 


 

 


 


 


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