ブッ飛んだ救世主

もし、活動復帰してくれたら、大金を積むことになっても、絶対にライブに行きたいラッパーが居る。
それが、メシアTHEフライだ。
ファン過ぎるからこそ、敢えて敬称は付けずに書かせてもらう。
メシアTHEフライは、オレ世代の国産ヒップホップ好きで、知らなかったらモグリと言われるほどのレジェンドラップグループJUSWANNAのMCだ。
そして、愛称は、MESS(メス)。
まあ、ファンは、オレ含め、単にメシアと呼ぶことの方が多いけど。
MESSの由来は、メシアの略称である上、相方であるMEGA-G(こちらも敬称略)がシェフと自称していることにも影響していたはず。
洋ラップグループのウータン・クランのメンバー、レイクウォンがシェフと呼ばれているため、「オレもウータンのメソッドマンがメスって呼ばれてるやつ、真似してやっちゃお〜!」的なノリだったと思う。
違ってたら、すみません。
さて、このメシアの一番すごい所は、ライム、フローと言ったラップのスキルは言わずもがな、そのワードセンスである。
と言うか、そこにとてつもなく惹かれて、ここまで復活を待望している。
例えば、「人間の身体」を歌詞上で表現する時、普通は何と表すだろう。
メシアの場合は「36度5分と五臓六腑」。
韻を踏みつつ、一般的な平熱と内臓全体で、それを表すのだ。
他にも語りたいフレーズは色々とあるが、早口オタクの熱量になってしまうため、やめておこう。
詳しくは実際に曲を聴いてほしい。
そんなメシアは、2015年前後に、シーンから突如居なくなる。
関係者曰く、「引退した」とのこと。
それ以外のことは、何もわからない。
少なくとも、リスナーの触れられる範囲では、このぐらい薄い情報しか出回っていないのだ。
なので、オレみたいなファンは、相も変わらず今か今かと待ち侘びている。
彼が、お気にMESSまま、復活してくれることを。

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