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映画『バイオレント・ナイト』を観た

いつもこんなんだな、この人

『バイオレント・ナイト』を観た。

 デヴィッド・ハーバーが好きなので、公開された時に行くつもりだった。ただ、タイミングが合わないまま公開が終わってしまい、あえなく断念。まさかこんな数ヶ月でサブスク配信になるとは! と言うことで早速観てみた。

 ストーリーは超明快で、非常に分かりやすい。やっぱりスプラッタ・コメディはこうでなくちゃ! 多少、ご都合主義な展開はあるけど、そこはクリスマスの魔法と言うことでご愛嬌。そもそも観る側は、そんなの求めていないし。求めているのはもちろん、デヴィッド・ハーバーの演技やアクション! 太ったおっさんが血みどろで豪快に暴れ回る様子は、超最高。もう途中から、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のホッパー署長にしか見えなくなってくる。もしくは、MARVELのレッド・ガーディアン。そのぐらいデヴィッド・ハーバーはデヴィッド・ハーバー然とした存在感を見せつけてくれた。そして、何より本作でクスッと笑えるポイントは、クリスマス映画のパロディやオマージュだと思う。『ホーム・アローン』は娘トルーディの立ち回りを見れば言わずもがな、実はクリスマスが舞台の『ダイ・ハード』やスクルージと言う名前からも分かる『クリスマス・キャロル』など小ネタがてんこ盛り。個人的には、説明に費やす尺の問題か字幕で反映されていなかった『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の引用にテンション上がりました。サンタクロースを「サンディ・クローズ」って呼ぶなんてそれしか考えられないよ!

 『金曜ロードショー』で放送してほしいタイプの映画だな〜、と思いました。グロ要素も多いから難しいか〜。そう言えば、サンタクロースがビリヤードのボールを靴下に詰め込んで諸々カチ割ろうとする様子を観ていたうちの嫁が「ビック⚫︎ーターじゃん」と呟いていて笑いました。それはゴルフボール。

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