見出し画像

思いを伝える難しさ

人に自分の思っている事を伝える大切さと難しさを、とある日本酒の試飲会に参加した時に実感しました。

秋晴れの気持ち良い空気の中、酒屋さんでひらかれる日本酒の試飲会に参加させてもらいました。
秋と言えば"ひやおろし"という、夏を蔵で過ごし旨味が乗った日本酒がリリースされるシーズン。一年の中でも最も日本酒が旬を迎える時期です。

非常に小さな規模の試飲会だったので、酒屋さんの店主が日本酒の一本一本を丁寧に説明してくれました。その説明が非常にわかりやすく、また心に残りました。

ただ詳しく資料を読み上げるだけではなく、日本酒初心者の私にもわかるように噛み砕いた言葉を使い、軽くユーモアを交えながらも日本酒に対する熱い思いをしっかりと伝えてくれました。

そして熱量も程よかった。(たまに業者さんで熱量が熱すぎて若干引いてしまう時ありますよね笑)
押し付けがましくならない程よい熱量ってすごく難しいと思います、はい。

私はシェフなのでお客様やスタッフに料理の説明をする時があります。その時の言葉選び、表情や口調、雰囲気や熱量すべてが総合的に大切なことに今更ながら気づかされました。

ガビゴーン!!

と、まさに稲妻に打たれた思いです。

何を伝えるのか、誰に伝えるのか、どう伝えるのか、何故伝えるのか…

意識して変えていこうと思った出来事でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?