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魔女のいる珈琲屋

最近、珈琲の件ばかり。
まあ、実際のところ
普通の日常生活を送ってるので
お茶より、珈琲が近しいのだが。
今日は愛する人のために願う日。
この喫茶店の中で
ただただ、心の中で応援し、祈っている。

この喫茶店は
私よりは少しばかり歳上のお姉様
おふたりで営まれている。
いつも質の良さそうな、とがりのない
オーソドックスなお洋服。
けれども、おしゃれで、かっこいい。
話し方なのか、身のこなしなのか、、、。 
滑るように近寄ってきて オーダーをとる。
メニューはない。
はあい、カフェオレね。
そして、滑るようにカウンターの中へ戻る。

完璧な温度のカフェオレが出された。
お砂糖を多めに入れ、ゆっくりいただく。
家もやはり、カップは温めよう。
心があたたまるから。


嫌な雨ですね。 

支払いをすませコートを着ている時に
話しかけられた。

あなたの傘はどちら? 

扉をあけて、傘を手渡してくれる。
私は傘をひろげ、ご馳走様をいった。

その傘、縁の黄色が効いているわね。
ではね。

う〜む。
なんだろう、この格好良さと、優しさ。
こんな人他で会ったことない。
あこがれ、そうね、私のあこがれ
なりたい私のひとり。
納得。

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