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3歳牝馬界 振り返り 〜四皇の決着は秋に〜

◆ 全体観 〜高レベルだが、絶対王女はいない〜
昨年のリバティアイランドのような絶対王女はいません。しかし、全体的なレベルは高く、魅力的な牝馬が数多く現れ、まさに百花繚乱の様相を呈しています。
私見ですが、その様子はソダシ・ソングライン世代(2018年生)と同じような印象です。

◆ トップグループ 〜四皇の勝負付けは秋以降〜
ここまでで4頭のG1馬が生まれています。そして、現状ではその4頭が3歳牝馬界を牽引しています。私は彼女らを「四皇」と(勝手に)称しています。具体的には、次の4頭です。
アスコリピチェーノ:阪神JF優勝馬、桜花賞2着、NHKマイル2着
ステレンボッシュ:桜花賞優勝馬、オークス2着
チェルヴィニア:オークス優勝馬、桜花賞13着
レガレイラ:ホープフルS優勝馬、皐月賞6着、日本ダービー5着
彼女らの勝負付けは未だ終わっておらず、秋以降に持ち越されたと思っています。

◆ 2番手グループ 〜負けず劣らず、魅力的なフィリーが揃う〜
四皇に続く2番手グループにも、魅力的な牝馬が揃っています。クラシックで好走した3頭を紹介します。
クイーンズウォーク:桜花賞8着、オークス4着
スウィープフィート:桜花賞4着、オークス6着
ライトバック:桜花賞3着、オークス3着
そして、彼女ら以外にも、ひと夏を超えて急成長するフィリー(3歳の牝馬)の登場を期待します。

◆ 秋戦線への希望 〜秋華賞での全馬集合に期待〜
四皇は得意な距離が異なります。近年の秋競馬は秋華賞以外にも、マイル戦線、古馬混合戦、エリ女、さらには海外挑戦など様々な選択肢があります。
それでも個人的な希望は、全馬が夏を無事に超え、牝馬三冠の最終レース、秋華賞に一堂が会することです。同期の皆んなが集まれる最後の機会だと思うので、実現を夢見ています。


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