佐藤理

LSD REVAMPED LIVE2019 感想

佐藤理というアーティストをご存知でしょうか、奇ゲー界隈では誰もが知っているカルトゲー"LSD"をプロデュースした人です。最近ではグラフィックデザインや音楽の制作などをメインに活動しています。どの作品も佐藤さんの作風は色濃く、他に類を見ない特色が現れています。

そんな佐藤さんのライブが4月20日に原宿にて開催されました。オーストラリアから遥々駆けつけたPuPTooNさんと一緒にライブに行ってきました!思い出を忘れないために備忘用の感想を書いていきます。

ライブが始まる2時間ほど前に会場に到着し、作品展を見てきました。この作品展は佐藤さん自身のルーツでもあるロックアーティストのポートレイトをグラフィック作品として展示しています。音楽雑誌『ミュージック・ライフ』数々のアーティストを撮影したカメラマン長谷部宏氏の写真作品をベースにしたそうです。

因みに佐藤さんは昔『MUSIC LIFE+』という雑誌の編集長に就任していました。

僕はあまりロックに詳しくないので大御所のビートルズ、フレディ・マーキュリー、ボブ・ディラン、デヴィッド・ボウイ・ローリング・ストーンズしか分かりませんでしたが。数多くのロックスターのグラフィック作品と共に佐藤さんのそのスターへの思いを綴ったキャプションも展示されていて、とても参考になりました。開場では展示されているロックスターの名曲が流れていました。

他にも歌詞を1枚のグラフィック作品にした展示もされていました。

ライブが始まったのはその2時間後、佐藤さんやゴンドウさんが演奏をする前には蚊帳のようなプロジェクター スクリーンがあり。そこにVJを投影するシステムみたいです。

ライブのセットリストはこんな感じでした。

1. I am Osamu Sato
2. I want you
3. Eastern mind
4. New song 1 (lines)
5. New song 2 (colours)
6.Number Nine
7. Fax factory
8.Funky solution
9. Long tall eyelash
10. New song 3
11.  satisfaction(Rolling Stones)

ブレイクタイム

12. Apollo comic
13. Chu Teng
14. Professional Problem
15. New song 5
16. Blues Tube
17. Transmigration
18. Come on and
19. Wolfunkadelic
(Encore )
20. Mix (Queen’s we will rock you)

というわけでメモ書き的な感じで各曲の感想も書いていきます。

1. I am Osamu Sato

ノリノリなテンポで「Osamu Sato」と繰り返す曲です。佐藤さんを見ながら始まるこの曲に僕のテンションも爆上がりでした。

2. I want you

I want youを何回も何回も繰り返す曲ですが、ライブでは勢いが増したように感じVJも上のPVとは若干違うアレンジがされていました。佐藤さんのライブの面白いところは同じ曲でもまったく違う曲のように聞こえるところでは無いでしょうか。今回はゴンドウさんの演奏で一味違うイメージを醸し出していました。

3. Eastern mind

1994年に発売されたマッキントッシュ用のソフト『東脳』のテーマソングです。やっぱりこの曲といえば回転&回転!仏像と佐藤さんが回転するPVは何回見ても最高です。

4. New song 1 5.New song2

初めて聞く曲でした。VJは赤色の理念君が増えたり消えたり増えたり。佐藤さんのツイートによれば来年発売するアルバムに収録する曲のプロトタイプらしいです。

6.Number Nine

All things must be equalに収録されている9番目の曲、ハードボイルドで謎めいてる雰囲気が漂ういクールを凝縮して煮詰めたような曲です。

7. Fax factory

鳥肌が立った・・・やっぱり普段聞くのとライブとではまったく違う印象です。勢いがある曲だけにスピード感満載、東京を舞台にしたタイムラプスの映像は竹下通りの人の多さにうんざりしていた自分には変な意味で別の感情が湧きました。

8.Funky solution

この曲を聞くと何故か自律神経が整ったように無性に落ち着きます。PVのお姉さん達のダンスも素敵だよね。

9. Long tall eyelash

中毒性があって危険な曲です。PVが好きで好きで何十回も見てきましたが、佐藤さんがいる目の前で大好きなPVを見るのは本当に感動します。

10. New song 3

映像が面白く、無数の人形が音楽に合わせて崩れ去る様子と空で構成されていました。無機質な空間で人形が粉々になる様子とエキゾチックな音に懐かしさも含まれていて不思議な気分になりました。

11.  satisfaction(Rolling Stones)

佐藤さんがカバーしたRolling Stonesの名曲、satisfactionです。佐藤さんのTwitterによればボーカロイドを使っているそうです。今回の展覧会のテーマに沿って名曲のカバーをすると事前情報では知っていたので楽しみにしていました。テクノ風のアレンジと1シーン1シーンごとにフォントが変わる仕掛けがなされてVJは素敵でした。

12. Apollo comic

リズムンフェイスからの曲かな?間違ってたらすいません。僕はリズムンフェイスを持っていないのでPuPTooNさんにこの曲の名前を教えてもらいました。爽やかで明るい曲です。サビの特徴的なメロディーはどこかで聞いてことがあるんですけど思い出せないですね・・・分かる方がいたら教えてください。

13. Chu Teng

中天のエンディングに流れていた曲です。音楽に合わせて流れていたのはナンシュの顔がBlues tubeのPVの様に解体されていく中天ファンにはたまらない映像です。隣に座っていたPuPTooNさんは大興奮でした。

14. Professional Problem

回る佐藤さんが格好いいこのPVの後ろでパフォーマンスしている佐藤さんは本当に格好良かったです。シビレました。勢いがある曲なので前で見てたお客さんの人達がノリノリでリズムを取っていた光景が印象に残ってます。

15. New song 5

四角形だけしか使っていないVJ。四角形だけなのに世界の広がりや色の重なりで音楽に同期していて凄かったです。

16. Blues Tube

あらゆる生き物がこっち来たりあっち行ったり僕の大好きな曲です。余談ですがこのPVはOSDが配信していたキモカワというアプリで作ったんでしょうか?

17. Transmigration

東脳のエンディングテーマ、やっぱりこの曲は幻想的で美しいです・・・。

18. Come on and

LSDの代表的な曲であり、自分は勝手にメインテーマだと思ってます。ゴンドウ・トモヒコさんが吹いていた、笛をビッグライトで大きくしたような楽器が気になって調べてみたんですがどうやらディジュリドゥという民族楽器みたいです。そして一緒にライブを見ていたPuPTooNさんの映像がこのPVに使われているそうなんです。(凄い!)


19. Wolfunkadelic

ネオン色が輝くこのPVがライブで投影されていた時、待ちに待っていた僕の心は張り裂けんばかりでした。Wolfunkadelicが終わった後、拍手喝采の中で佐藤さんたちは会場の入口の方へ退散。1分間くらい拍手が鳴り止まず「もしかしてアンコール?」と思っていたら佐藤さんたちが戻ってきて演奏の準備を始めていました。そして次の曲です

20. Mix (Queen’s we will rock you)

もうこれはアツかったです・・・、一分間ほど続いた拍手は自然にWe will rock Youでお馴染みのリズムになり会場全体の一体感を感じながら演奏を聞いていました。曲自体もこのライブでしか聞けないとのことで今この場にいる幸せを噛み締めてました。

ライブ終了後、物販では「THE ALPHABETICAL ORGASM」「理念のロゴ入りキャップ」「理念Tシャツ」を購入。そしてなんと佐藤さんにサインまで頂き、写真まで撮ってもらいました!!緊張しててこの時めちゃくちゃキョドってました(焦)

初めて東京に行きましたが、充実していてとても楽しい一時でした。一緒に東京を案内してくれたPuPTooNさんに感謝です。

佐藤さんは2020年に新アルバムを発売するそうです。早く聴きたい!

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