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私に無いものを考えた旅行②

旅行では一年ぶりに妹家族にも会った。
妹は私の5つ下。同じく看護師だが結婚と共に退職し、たまーにバイトで働いている。
小学生の子供が2人、ご主人は8つくらい年上の医師。

隣の芝生は青い、なんてもんじゃない。
実際に青すぎるくらい青い。これ現実。

姉の私バツイチ。パートで看護師。20年以上働き続け、あと20年は働かないと。で、持ち家を持てることは無いだろう。車もない。たまーにバイトとかあり得ない。

妹のご主人には10年ぶりくらいに会った。食事の機会を設けてもらったのだが、妹の側であれこれ優しく声をかけてフォローしてた。子供たちものびのびとしてた。
私も子供二人欲しかったなぁ。なんて思った。

妹も高校生くらいに摂食障害になったことがあり、大人になって親となった今何かしら育った環境について思うことがあるのではないかと思うが、なかなか深い話をする機会がなく今に至る。
でも、妹には頼れるご主人がいて、家庭をつくり幸せになっている。
私のように深い穴に度々嵌ってもがくことなんて無いんだろう。

妬みの感情はまったく無い。
自分という根っこが私より丈夫なんだろう。
5年後の二人目の子供で、両親は私よりも妹には色々と寛大だったと記憶している。
私の根っこはユラユラとひどく不安定だ。
私の人生の選択肢を相談したり、日常の些細な相談が出来る相手を見つけたかったけど。信頼できると思う前に、見捨てられる不安が強すぎて自分で駄目にしてしまうことが多かった。

母は精神的に頼れない。
他に頼れる人も作れなさそう。
仕方ない。
ユラユラと不安定に生きていくしかない。

安心感が絶対的に無い。
時々ひどく辛くなる。






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