私に無いものを考えた旅行①

先日一年ぶりに、母と妹家族に会いに旅行に出かけた。
もともと心配性なのもあるけど、旅行前は忘れ物のないよう持ち物を準備したり、チケットの手配に抜けがないか何度も何度も確認し、そして観光先の下調べなど、落ち着かない日々を過ごし。
数日前からは夜中に急に目覚めて、不安な気持になって不眠状態。自分でも分からないけど、母に会うのが気が進まなかったのかも。

実際会った母は、去年よりだいぶ小さくなってた。
だけど、性格は変わらない。接していて時々息苦しくなった。
ここ数年で私も色々と気づきがあり、母に対する恐怖感や母への絶対感は少なくなってきた。
でも、この母が若かった頃の無力な小さい私の混乱や恐怖や不安。無理もない。訳が分からなかったよね、私。かわいそうに。
言わなくて良いことを言う。言ってはいけないことも言う。自分が言われていなくても傷つき、いつまでも脳内リピートされる。

今私は20年以上働いた職場を転職しようか相当悩んでいて、そんな話もしてみようかと思ったけど。この人に言ってもダメだ。そもそも何で相談しようと思ったんだ？悩んでいる姿すら見せたくない、と思い全然触れなかった。
ても、悪い人では無いはず。私の娘の大学の学費も半分出すと言い張り出してくれ、今回の旅行代だって負担してくれようとした。
友達だって多いし、私も話していて楽しいときもある。母の育った家庭はアルコール依存症様の父親で相当苦労したと何度も聞いた。本当はこんな人ではないのだろう。
それなのに何で私はこんなに嫌なことを思ってしまう娘なんだろうと思う。
でもでも、絶対的に頼れない。完全には頼ってはいけないと今回の旅行でも思った。