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#110 Kahoot!を飛び道具として使えば、授業はより面白くできる。

Kahoot!というアプリがすごくいい。GIGAスクール構想の飛び道具になるアプリ。夏期講習会で、立命館小学校の正頭先生が紹介してくれた。正頭先生を招こうと提案したのは、本研究会の会長。「自分より十歳以上は若い人の話を聞かないと進歩はない。」とは会長の談。さすがである。正頭先生は三十代。より児童に近い感覚で、さまざまな方法論を提案してくれた。こちらもさすがである。

このKahoot!、端的に言うと、学校にいながら某局のオールスター感謝祭(4択の早押しクイズ)ができるのだ。早押し・ダブルポイント・順位の可視化。児童が面白がるツボが散らばっている。講習会参加者で試したが、大盛り上がり!もし自分が担任であれば、一日一回、朝の会(帰りは早く帰したいし、帰りたいからやらない)で活用して、必要な知識はサクッと網羅させる。

使い方はこう。児童は自分の端末を開き、検索エンジンに「Kahoot!」または「カフート」と入力。するとPINコード入力画面が出る。そこに教師が指定したPINコードを打ち込み、ニックネームを入力。あとはクイズが始まるの待つのみ。「絶対に放送禁止用語をニックネームにするなよ!」と釘を刺すことを忘れずに。そういう児童いるから笑(実際にunkoと打ち込んだ児童も)。

夏休み明け、早速六年児童とクイズ大会を行ってみた。今回は誰でも気軽に楽しめるように、雑学問題の4択を十問。予想の斜め上をいく盛り上がりをみせ、「来週もおなしゃす!」と切望された。一位の児童には惜しみない拍手が送られ、普段ドヤることがない児童が、この時ばかりは会心のドヤり顔。

雑学クイズは楽しいことが分かったから、さあどうやって授業で使おうか?一番手は覚えさせたい用語クイズ。歴史事象や地図記号、ことわざ・慣用句などの定着には効果がありそう。二番手は評価テストの復習。誤答をクイズ感覚で正す。正答の把握も可視化できるし。三番手はコロナで増えたリモート授業での使用。教師の話を長々と聞くより効果があるし、クイズにすると、画面越しの保護者も、「お、どれどれ」と思うんじゃないかな。

アプリがメインになることは、今のところない。前述したが、あくまでも飛び道具だ。しかし、最近になってこの飛び道具の性能が非常に向上している。飛び道具はたくさん持っておいた方がいい。騙されたと思って使ってみてほしい。まず、明日の授業が盛り上がること間違いないから。そして、使い方のアイデアが生まれたら、ぜひ私にも教えてほしい!

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