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答えが降ってくるのを待ってなんていられない
はじめに
これはいきいき Advent Calendar 2021 4日目の記事だ。
いきいきするためには「腹落ち」が必要だ。今日は、腹落ちさせるために自分自身で出来ることについて考えてみたい。
納得は全てに優先する
オレは『納得』したいだけだ。 『納得』は全てに優先するぜッ!
でないとオレは『前』へ進めねえッ!
『どこへ』も! 『未来』への道も! 探す事は出来ねえッ!
ジョジョの奇妙な冒険第7部、スティール・ボール・ランの主人公ジャイロ・ツェペリの名言だ。とても好きな言葉で、登壇資料で引用したこともある。
基本的に、場を先導していたり立場が優位にいたりする場がその場にいる人々の「納得」を作り上げるよう腐心することが望ましい。優位者に対して「納得していない」と言いづらいことが多々あるからだ。(それ自体が課題ではあるが本稿ではその主題は取り扱わない)
しかし、優位者たちが考えた「これなら納得するよね」という説明であなたが納得するとは限らない。その意思決定に対しての立場、意見、背景が異なるからだ。そして、これは全員少しづつ違う。ある人にとっては納得てきるがある人にとっては納得できない、ということは容易に発生しうる。
そして、納得できない人たちはなにかを強いられているような気持ちになり、いきいきできなくなってしまう。いきいきできない!?それは問題だ!!
全ての人を納得させられるか
では、あらゆる説明を尽くせば全ての人を納得させられるのだろうか。技術的には可能かもしれないが、かなり難しいと考えている。
様々な立場の人がいるゆえに、全ての人が納得する説明をつくろうとすると携帯電話の契約プランの付帯条件がごとく長ったらしいものになるだろう。
そうすると「読まない」という問題が発生する。あ、当たらなければ意味がない…これは説明してないことと等価だ。
なので、私たちは何かの決定事項に対して「完璧な説明がなされることはない」という前提で動いたほうがよい。
Conversation, Feedback, Recognition
OKRを支える3つの要素、CFR。これが、「全てに優先する納得」を自ら得るための鍵になる。
「あの意思決定について話したい」と対話をもちかけ、「ここらへんが納得できない」とフィードバックし、説明に対して「そういうことですね」と承認する。フィードバックに対する答えに対して一発で納得てきるとは限らないので、そのときは対話を深めていく。
もしかしたら、対話の中で意思決定が変化することもあるかもしれない。
でも対話するのは気が引ける…?対話したほうが得です
「そうはいっても、そんなことを言ったらどう思われるか…」
そう心配に思って話せない、ということはあるだろう。しかし損得でいってしまうと、対話して伝えたほうが得だ。納得しない、いきいきしない状態でコトをすすめてもだいたいうまくいかない。
また、不満というものは漏れ出ずるものだ。言葉にしていないつもりでも、気持ちは伝わる。伝わってしまう。そうすると無用な感情対立にもつながってしまう。何ということだ!「いきいきできない」の連鎖じゃないか。
というわけで、少し勇気をもって対話するということをおすすめする。
直接、優位者と対話するハードルが高いというところであれば、まずは身近なところで壁打ち的に話していこう。
この時に大切なのが「愚痴大会にしない」ということだ。愚痴はすっきりするが、ものごとを前に進めてはくれない。もやもやした現状を咀嚼してよりよい方向にもっていく、それが目的であるということはハッキリさせてうえで対話しよう。
今日はこのへんで。
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