OKRをフル活用するために役立った書籍たち〜アジャイルチームによる目標づくりガイドブックができるまで ステップ4 #目標づくりガイドブック #OKR
目標づくりに関する本を出版します
2024/07/22に、翔泳社より「アジャイルチームによる目標づくりガイドブック」が出版されます。
出版までの間、不定期で本書についてnoteで発信していき、どういった背景、プロセスで本書が執筆されたのかを紹介します。このnoteを通して、さらに本書に興味を持ってくれる人が増えたらうれしいなーと思っています。一連の投稿は下記マガジンにまとめていきます。
今回は、私がOKRを活用するうえで役立った書籍について紹介します。
OKR
OKRに関する書籍としては、こちらの2冊が私の実践に大きな影響を与えてくれました。
ともするとMBOと比較されがちなOKRが、もともとアンディ・グローブが考案した時点では「インテル流MBO」という位置づけだったり、Measure What MattersではOKRについてアラインメントする使い方は紹介されているけど、決してツリーで表してはいなかったりと、OKRがその原点に近い位置ではどのような存在だったかを垣間見ることができます。
アジャイル
身震いするようなチャレンジングな目標を設定し、そこを追い求めようとしたとき、反復的に少しずつ作り上げていくアジャイルのアプローチがぴったりとハマってきます。私自身がアジャイルを実践するうえで大きな影響を受けたカイゼン・ジャーニー、そのカイゼン・ジャーニー著者と私で共著した「いちばんやさしいアジャイル開発の教本」、アジャイル界隈でこの本を通っていない人はいないくらいの古典「アジャイルサムライ」、そして翔泳社のガイドブックシリーズはチームをアジャイルに変身させていくことをサポートしてくれます。
プロジェクトマネジメント
目標には期限が設けられており、プロジェクト的な側面があります。PMBOKで基本をおさえたり、「ゆとりの法則」でチームにある種の「あそび」を残しておくことの大切さを知っておくとよいでしょう。
プロダクトマネジメント
目標を立てるということは、やること、そしてやらないことを決めるということ。本書は「やらないこと」を決める勇気がいかに大切かを教えてくれます。
ピープルマネジメント
マインド、モチベーション面をどのようにして引き上げていくかは目標達成において重要な論点です。これらの書籍は具体的なアプローチが書かれています。
組織設計
目標を達成するためには、多くの場合、自分たちのチームだけでなく周囲の協力が必要になります。どのような形でコラボレーションすることが望ましいのか、本書でポイントをおさえておきたいところです。
自己研鑽
OKRでもアジャイルでもありませんが、チャレンジングな目標に向かっていくことを考えると、自分自身を磨くという行為の優先順位は高いところに位置づけられます。
まずは「目標づくりガイドブック」を読んでほしいけれども
著者としては、もちろん自分の本を読んでほしいわけですが、ここで紹介した書籍群はいずれも素晴らしいものばかりなので、ぜひこちらも本棚にストックいただけるとよいのではと考えています。
今回はここまで。