🟦ホンダ、SoC独自カスタマイズでEVに魅力

AI、燃費、自動運転を一挙に進化させる技術

🟦ホンダ、SoC独自カスタマイズでEVに魅力

　ホンダは「2024ビジネスアップデート」を開催しました。2030年、電気自動車(EV)が本格普及する時代に向けて、EVでは「Honda 0シリーズ」を中心に戦略的にEVを投入し、ハイブリッド車(HV)では、性能を進化させ、グローバルで充実したラインアップを展開していくと発表しました。

　基盤となるE&Eアーキテクチャーや、その上部レイヤーであるビークルOS、その上に乗るアプリケーションを独自開発。搭載されるSoC（System on Chip）半導体についても、自動化・知能化の進化に不可欠なAIを搭載しながら消費電力を抑制するなど、Honda独自のSoCカスタマイズをします。ホンダは、より魅力的で、安全・安心、快適なEVを提供することを目指しています。

🟦ホンダSoC独自カスタマイズの強化点

　ホンダは、SoC（System on Chip）半導体を独自カスタマイズすることで、以下の3点を強化します。

https://www.youtube.com/watch?v=4i19KvBbjXA

• AI機能搭載: 自動化・知能化の進化に不可欠なAI機能を搭載し、EV性能向上、燃費改善、コネクテッド技術進化、AD/ADAS進化を実現します。

• 消費電力抑制: AI機能搭載と同時に消費電力も抑制し、EV航続距離向上と環境負荷低減に貢献します。

• セントラルアーキテクチャーへの移行: 2020年代後半には、個々の車体システムを制御する複数のECUをコアECUに集約するセントラルアーキテクチャーへ移行し、システム処理速度向上、機能連携強化、開発効率向上を実現します。

🟦まとめ

　ホンダは、EVの性能向上、燃費改善、コネクテッド技術進化、AD/ADAS進化を実現するAI機能をSoCに搭載し、EVの未来を変える独自SoCを開発します。

　SoCの独自カスタマイズは、自社製半導体を開発するのか、クアルコムやルネサスのチップの特別バージョンを作るのか、様々な方法が考えられますね。IBMとの共同開発は、アーキテクチャや製造方法の開発に特化しているため、SoC独自カスタマイズとはやや異なるアプローチと言えるでしょうね。