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学校図書館の役割


今回は、学校の中で子どもを支える「学校図書館」に関する記事を紹介します

学校図書館は、関心のある児童生徒に本を貸すだけの場所ではなく、
教科の学習をサポートする役割があります。

小学校国語の学習指導要領では、学校図書館を利用した活動として以下のような活動をするように定められています。

(1・2年生)
学校図書館などを利用 し,図鑑や科学的なこと について書いた本などを 読み,分かったことなどを 説明する活動。
(3・4年生)
学校図書館などを利用 し,事典や図鑑などから 情報を得て,分かったこ となどをまとめて説明する 活動。
(5・6年生)
「学校図書館などを利用 し,複数の本や新聞など を活用して,調べたり考 えたりしたことを報告する 活動」
(小学校学習指導要領(平成29年告示)国語編, 2018, p. 39.)


記事の中では、公立小中高の学校図書館で働く3人の学校司書が、その役割や雇用面での課題を語っています。ここでは、学校図書館と図書館司書の役割についてそれぞれ紹介していきます。


子どもが本に親しむための入り口になる(小学校)
「子どもによっては学校図書館が初めての図書館になるため責任重大です。」
と小学校で司書をされている横山さんは語っています。
図書館の使い方、辞典や辞書、図鑑の使い方といった基本的なことをレクチャーしています。資料の使い方に慣れるには、小学生の間にこうした時間がしっかり確保される必要があるように思います。


話しやすい大人として、生徒をサポートできる存在
「先生とは違うポジションの、いつもそこにいる話しやすい大人として、学校司書が存在できればと思っています。ここは違うんだぞという異世界ではなく、さりげなくサポートできる存在でありたい。」と衛藤さんは、自身が学校図書館の司書になった経緯を話しています。

また、宮崎氏は自身が図書館内に設けたLGBTについてのコーナーがあったからこそ「3年間を乗り切れた」と話す卒業生とのエピソードを振り返り、

「授業でもLGBTについて取り上げられていますが、それに加えて資料が図書館にあることで、その生徒は存在を認められたと感じたのでしょう。」
と語っています。


【最後に】
自分が興味あることを知れたり、その本との出会いで悩み事が少し軽くなったりと、自分に何か影響を与えてくれる本と出会える場を提供してくれる図書館司書の役割は大きいように思います。

担任や部活で関わっている先生とはまた違う、それこそこ記事の中で言われている「話しやすい大人として、生徒をサポートできる存在」なのではないかと私自身も思います。

入試が迫っていたりテストも多かったりと大変な時期ではありますが、
休憩に読む用の本を図書館で借りてみて、その際に司書の先生がいればお話をしてみるという時間も良いのではないでしょうか。





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