高校入試の出題範囲について
①大阪府の反応について
②神奈川県の対応について
https://www.kanaloco.jp/article/entry-382650.html
③奈良県の反応について
【高校入試の範囲を狭くする】
前回の記事では大学入試の日程に関する問題を扱いましたが、今回は高校入試の試験内容に関するお話を紹介したいと思います。
入試の出題範囲は通常通りなのか狭めるのか、狭めるとすれば何を省くのかといった対応は
各自治体によって異なっているようです。
例えば、奈良県の公立高校の一般入試では以下の内容が出題範囲から除かれます。
①数学「標本調査」
②社会(公民)「私たちと国際社会の諸課題」
③理科「科学技術と人間」
など3年生の最後に学習する内容です。
また、大阪府の府立高校入試では、出題される範囲を2割程度縮小した内容にするとの発表がされています。
そして、神奈川県のように「安心して受験できるように、3年生が受験までの間に学んだ内容からのみ出題する」と表明しているものの、各教科の出題範囲を具体的に示すのが7月になるところもあるようです。
【最後に】
公立の高校入試であれば出題範囲から外れたとしても、私立高校の入試では出される場合もあるため、内容によっては授業で扱わなければならないというような声も上がっています。
出題範囲を狭めることは、高校入試のことだけを考えれば良いのかもしれませんが、「中学校で習わなかった部分を高校でどれくらいフォローしてもらえるのか」「高校での勉強にどのような影響が出てくるのか」というように受験後にもかかわるためそう簡単な話ではないでしょう。
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