見出し画像

生徒に考えさせる「問いかけ」

今回は、慶應義塾高校野球部指導法に関する記事を紹介します。

記事の中で、監督の森林貴彦教諭は、「おれ(監督)のいう通りにやれ」という方法を「指導者のエゴ」と指摘し、「野球から離れたときにきちんと勝負できる人間になっているかが大事なのです。」と述べています。

そのために、「個人個人が役割を果たすこと」を選手たちには意識させているとのこと。電車の中の態度など、一人の緩んだ行動が人を不快にさせてしまえば、組織全体の評価がさがってしまうので、その自覚を強めるためにも頻繁に伝えているようです。

また、普段の選手とのやり取りで大切にしているのは、
選手への「問いかけ」で、
 

「どう思っている?」
「どうしたいの?」
「なぜ、いまはそのプレーを選択したの?」
 

というように、結果ではなく意図を聞くようにしているとのこと。

「考える。意見をもつ。理解する。スポーツはこうした作業を頭の中で繰り返していくことが、本来あるべき姿です。スポーツは、体を動かすとともに大変高度な知的作業でもあるのです。」と述べています。

【最後に】
「どうしたいのか?」 「なぜ○○をするのか」
という問いは勉強に向かう姿勢にも関係あると思い、今回の記事を選びました。

「○○を何時間しなさい。」という声かけによって、子どもを動かしても
その意図を伝えていなければ、思っているほどの効果は得られないでしょうし、
自分の課題やそれを克服する勉強を自分でできないままになってしまうように思います。

せっかく時間をかけてやっているものなので、部活動も自分の行動を自分で責任持って決定する練習ができる場であってほしいと思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?