「夜間中学」でのボランティア
高校・大学進学後に「何かボランティア活動がしたいなぁ」と思っている人に向けて、筆者自身も自主夜間中学でボランティアスタッフをしていた経験があることから、今回は「夜間中学」の紹介したいと思います。
【夜間中学とは】
「夜間中学」は2つに分類されます。
平日の17時ごろから21時ごろまで開講される「公立夜間中学」
こちらは、中学の教員が授業をしますし、卒業すれば中学校の卒業資格を得られます。
そして、
公立の夜間中学がない地域や、公立に通えない生徒に向けてボランティアの手で運営されている「自主夜間中学」があります。こちらは、卒業資格は得られませんが、週に1、2回なので無理なく通えたり、自分の勉強したい教科に絞って勉強できるというメリットもあります。多くのボランティアが必要とされるのは、「自主夜間中学」の方になります。
記事にもあるように、「公立」の夜間中学は全国10都府県にしかないため、
自主夜間中学が多様なニーズに応えるしかない現状があります。
【②ボランティアは何をするのか】
自主夜間中学の規模によって様々ですが、
・自分が教えられる教科を生徒に教える。
(5教科の他にも日本語、音楽、など色々なニーズがある)
・受付などの事務
・ミーティングに参加し、会の運営に関わる
などがあります。
【③筆者自身はどんな経験が得られたか】
・子どもから高齢の方まで多くの方と関わるため、色々な話を聞けた。
・自主夜間中学を本当に必要としている方になかなか情報が届かず、
良い事業であれば勝手に広まるのではなく、その伝え方には工夫や地道な
広報活動が必要なことを知れた。
・自身の進路を見直すきっかけにもなった。
【最後に】
高校・大学の中だけに留まっていたら、出会えなかった人たちと出会えます。
平日の日中は働きながらも、土日は自主夜間中学の代表として会を支え続ける代表の情熱に触れることができました。
「新しいことができるようになるのが楽しい。」と、入試などの手段としてではなく、これまで知らなかったことがわかる、勉強すること自体の面白さを生徒に気づかされました。
進学先が決まっていて、「高校・大学では○○がしたい!」
と前向きな気持ちになっている方も多いのではないでしょうか。
どうかその気持ちを大切に、4月を迎えてほしいと思っています。
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