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ストレスや不安による目の異変


【心因性視覚障害とは】
ストレスなど、心理的な要因で視力が落ちたり目に痛みを感じたりするといった症状が出ることを「心因性視覚障害」とよび、子どもの約3%に症状があると推測され、小児を中心に増えているようです。


症状の特徴と原因について記事では、以下のようにまとめられてあります。

(特徴)
・8~12歳の子どもに目立ち、女子は男子の3~4倍多い。
・女子は8~11歳、男子は8~12歳に発症のピークがある。
・本人は気づかず、学校の定期健康診断で見つかることも多い。
・心身の成長により約6割が半年以内に、約8割は1年以内に改善するが、治らなかったり症状を繰り返したりするケースも約2割ある。


(原因)
・家庭関係では肉親の死や両親の不仲、離婚、親の過干渉など
・学校関係では入学や転校、友人とのいさかいなど


特徴の中に、本人は気づきにくいという点が挙げられていました。
では、保護者や教員はどのような時に異変に気づけるのか、
井上眼科病院の若倉医師はポイントをいくつか挙げています。

(異変に気づくポイント)
・急に黒板や教科書の字が見にくくなったと訴える
・まぶしさを訴えたり目を細めたりする
・眼鏡をかけても見えないと言う
・まばたきが増える

加えて、
「発達の過程で起きるつまずきの一つとしておおらかに捉え、過度に心配して本人を追い詰めないことが大切だ」とアドバイスをしています。


【最後に】

学校や学習塾等で、オンラインの授業や教材が導入され、
余計に目が疲れる環境に置かれています。

授業時間や教材の分量に配慮することも必要ですが、
子どもが訴える症状は必ずしも単純な「疲れ」によるものではない
ということは頭に入れておかないといけないように思います。

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