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高校の「情報」が変わる


2025年に、大学入学共通テストの新たな試験科目に「情報」が加えられるか検討されています。今回はそんな「情報」について、どのような科目で、出題されるとしたらどんな力が求められているのか書かれた記事を紹介します。



「中学校の学習指導要領が変わる」という話題は何度かここでも出しましたが、
小中高が同時に変わるわけではなく、

2020年度から小学校で全面実施
2021年度(今年の4月)から中学校で全面実施
2022年度から高校で全面実施

というように1年ずつずれています。

ですので、今の高校生は、
情報モラルやコミュニケーションを主に扱う「社会と情報」
プログラミングやシュミレーションなども扱う「情報と科学」
のどちらか一方を選ぶ形になっています。

記事によると、約8割が「社会と情報」を選択しているとのことです。

これが2022年度より「情報Ⅰ」が必修となって、
全ての生徒がプログラミングや情報セキュリティーなどを学習することになります。

では、どのような問題が試験で出されるのでしょうか。
試作問題の作成に関わった、大学入試センター水野氏は

「理系・文系にかかわらず、幅広い受験者を想定し、必履修科目である『情報Ⅰ』で学ぶ内容を踏まえ、学習場面や身近な題材をベースにじっくり考えさせ、思考力や判断力、問題解決能力を見ることができる問題を作るよう意識した」

と語っています。

・情報モラルに関する用語
・学内ネットワークを想定したトラブルの特定
・ウェブサーバーのアクセスログの解析

というような内容から、試作問題は作成されており、
「情報について高度な知識を求められている印象はあまりない。」と指摘されています。


【最後に】
筆者自身も高校時代は、情報の授業を受けていましたが、
前半は情報モラルを学んで、後半はOfficeの使い方を覚えながら最後の方はプレゼンを作るというような流れだったように記憶しています。

もちろん、そこで学んだことは今に活かされていますし、自分としては良い科目だったという認識です。

ただ、変更内容を見ていると、共通テストに追加されるかどうか、実際に自分が使うかどうかに関係なく、自分たちが普段使っているインターネットや端末自体がどのように成り立っていて、社会ではどう使われているのかを知っておくことは必要なのだろうと考えます。

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