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土佐山を食べる。〜食材調達BBQクエスト〜

またまたまた高知に来ている。土佐山アカデミーといっしょに「旅づくり」ワークショップをやっているから。土佐山では、セミや鳥の鳴き声が音量を増している。夏だ。

今回のテーマは「BBQの食材を土佐山で調達する」こと。生産者の畑や鶏小屋などを食材調達のためドンドンめぐっていく。もちろん、生産者さんには、あらかじめ土佐山アカデミーから声をかけていただいている。お邪魔するのは最小限の時間である。収穫の時期でもある。

まずは、工石山の水を汲みに行く。今回の参加メンバーはおなじみ山梨大の水研究チーム。しっかりと水質検査をしながら、旅も楽しんでいただいている。

冷たい山の水は、少し苦味を感じるような味わい。常温だとまた感じ方も変わるらしい。しっかりとお米を炊く分と飲用分の水を確保。

鏡川の澄んだ水面を眺めながら、ちょっと休憩したりも。

続いては、農園にお邪魔して、野菜を確保させていただく。土佐山の畑の有機農法は、全世界的にも注目されており、nomaのシェフが仕入れに来たこともあるくらいである。

「農家になろうよ」公式サイトっぽい写真

ブリンブリンのナスや、3色のにんじんやグリーンパンツというかわいらしい名前のズッキーニなどなどをいただき、畑を後にする。

そして、火を起こすのに使う「炭」をGETしに七厘社へ。この窯では昔ながらの焼き方で、3日間ほどかけて炭を焼いていく。

じっくりと焼かれた炭は、煙も少なく、火もちもいい。市内にもファンが多い炭である。

お米を炊くための「竹」を切りに竹林へ。土佐山アカデミー事務局長の吉冨さんが、電話でなにやら話している。「〜はい、ええ、竹を、はい、1本」どうやら、地主に竹を切る許可取りをしているみたいだ。「OKですので、切っちゃってください」許可を取るのも早い。地域の関係性がすごい。

竹そのものを切るのはそこまで大変ではないが、切った後の竹を倒して、運んで、適切な長さに整理して、竹置場に置く作業は大変である。

そうやって確保した竹をくり抜き、炊飯器代わりに。

少し水多めにすること、しっかりと蒸らすことがポイントである。同時にBBQの準備も進む。

猪の肉は硬く、だからこそ、うまい。

採った水で米を炊き、いただいた炭で、いただいた肉と野菜を焼く。最高である。

ゴーヤをいただいた幹博さんといっしょにBBQを囲む。

珍しい色とカタチの野菜も楽しい。

夜になると、星を見ながらお酒もすすむ。

そして、テントで一泊して、次の朝。

土佐ジローという種類の鶏が産みたてのタマゴをそのまんま、朝ごはんに。

めちゃ濃厚でした。

ぜんぶ、土佐山産。

完全に満喫しました。

土佐山の超人気タルトで、〆ました。ごちそうさまでした。

さまでした、じゃない。一応仕事で来ているのだった。ワークショップの講師が本業だ。(本業ではない)

ここまでの一連の旅に名前をつけたり、値段をつけたりして、最後は投票したりもした。なんだか少しずつワークショップ運営もこなれてきている気がする。それがいいか悪いかは置いておいて。

今回は、「土佐山を食べる」というシンプルなツアー名に票が集まった。もちろん、それだけでない学びがあるんだけど、まるごと山を食べるというイメージがワイルドであり、優しさのようなものもあってよい。

地産地消というけれど、自然とそれができる地域はとても限られている。猪、鶏や、野菜、水、炭、それに魚(鮎)など、自給自足に近い豊かな食材がとれるのも、山ならではだなと思いました。山を巡って食材を集めていくのは、オリエンテーリング的というか、クエスト感もあった。あとはボスとか敵とか経験値とか、困難なミッションみを強めていくのもまた、旅づくりの範疇なのだろう。

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