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透明人間

あらすじ

光学研究の第一線で活躍する天才科学者エイドリアンの妻セシリアは、夫からのDVに耐えかねて豪邸から逃げ出した。
友人のジェームズに匿ってもらいながらも、いつ居場所を突き止められるかと怯えながら息を潜めて生活していたある日、ニュースで夫が自殺したと報じられる。
エイドリアンの兄で弟の財産を管理しているトムから、彼がセシリアの逃亡にショックを受けて自殺したのだと知らされるが、セシリアはそれを信じられなかった。
「彼はまだ生きているのではないか。“見えなくなった“だけで」

感想

この作品のジャンルはホラー映画で、サイコホラーとSFホラーを上手く融合したアイデアがとても秀逸です。
逆にいうと、その部分を楽しむ作品だと思うので、あまり難しい事は考えずに観るのが大事かなあと思いますし、ここでもあまり詳しいことを書かない方が良いのでしょう。(どこまで書くべきかが非常に難しい💦)
この作品で感じた事は「見えないってシンプルに怖い」っていう事ですかね。
ゾンビ映画や邦画のホラーなんかでは、おどろおどろしい何かが襲いかかってきて恐怖を演出するっていうのが一般的なのかなあと思いますが、この作品はグロデスクなものは一切出てこない(自分の記憶では)。むしろ恐怖の対象は姿形すらわからない。
だから疑心暗鬼で微かな物音に生命の危険を感じたり、誰かにじっと見られているような不気味な薄気味悪さを感じたりもする。
何だか小さい頃に家で1人で留守番している時に感じる恐怖感がベースになっている気がして、とても興味深かったです。この作品で感じる恐怖はそれより何十倍も多いけどね(笑)
幽霊とかも元々はそういう怖さに根差していたんだろうけど、今やもう使い古されてしまったから怖さを感じにくくなってしまったのかなあ、とも思ったり。
と、この作品を観た後は「恐怖とは?」のような分析を自分なりにしてみると面白いかもしれませんね。
普段はあまりこのようなホラー映画は観ない方なんですが、今回は気分転換も兼ねて挑戦してみましたが、とても良かったです!
そういえば、映画を見る前は病院で精神科の再診だったのですが、先生に「この後ホラー映画を観に行こうかと思ってるんですよ」と言ったら「現実だけでもめちゃくちゃホラーなのに、わざわざ映画でホラー行くなんてすごいなあ」と言われました(笑)
言われてみると確かに人生が1番ホラーだな、と納得しました(笑)
とまあ今日はこんな感じで。ではまた次回!バイバーイ👋

こんな方にオススメ!

ヒッチコック作品が好きな方


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