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質的調査

今回は「質的調査」に関する振り返り。

エスノグラフィ(参与観察)とは

調査対象の人々の生活に密着し行動と体験を共にする中で、その人々の社会と文化を自分の目で直接観察し理解し分析する方法

人類学や社会学で活用されてきた手法

オブザベーション(行動観察)とは

対象の振る舞いを観察し、そこに潜む隠れたニーズを探索的に分析する手法

観察する上でのポイント

・対象となる「その人」の視点から何が見えているのかを問う
・自分にはバイアスがあることを理解し、そのバイアスと向き合う
・事実の周りにある豊な文脈を逃さず、観察・記録する
※何も起こっていないようでも「起こっていない」ということを記録するくらいの心構え
・「仮説」ではなく「問い」を持って観察する
※問いを立てることで焦点を明確にすることができる
※仮説を持ってのぞんでしまうと、評価や間違い探しに視点がいってしまう
・ユーザーを見ること
※製品の視点ではなく、ユーザーの行動を中心に見る
・フィールドでは記録に徹する。解釈はあとで。
・「ファクト(事実)」と「ファインディングス(気づきやアイデア)」を分けて記録する

特に重要なのが「仮説」ではなく「問い」を持って観察するということ。特定の仮説を持っていると検証するような目線で観察をしてしまい、都合の良い情報ばかりに目がいってしまうので注意。

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エスノグラフィを実施する際にはユーザーの「やっていないこと」「やりたくてもできていないこと」にも着目する。

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参考文献
UXデザインの教科書
情報デザインのワークショップ

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