【読書記録】人情は人生の助けになる|「のび太」という生きかた
「ドラえもんの道具でひとつだけ手に入るなら?」
それは「無人島にひとつだけ持っていけるなら」とか「うんこ味のカレーとカレー味のうんこを食べるなら」と同じくらい小学生のときに考えたことだった。どこでもドアかタケコプターでよく悩んでいたけれど、テスト前は暗記パンが欲しくなったり、透明マントで親に隠れてずっとゲームをしていたくなったり、あの道具で夢を描いたことがたくさんあった。ちなみに四次元ポケットと答えるのは、ナンセンスという暗黙の了解があったと思う。
と、そんなころは何も考え