vol.107／ Short trip → Atami

今年の春仕事で訪れた伊豆に感動し、近いうちにプライベートで行こう！と計画を立て始めた今回のショートトリップ。なぜ伊豆が熱海に変化したのかというと、伊豆までの道中見た熱海の景色も素晴らしく伊豆同様忘れられなかったことと、関東圏からのアクセスに伊豆は若干遠かった。そして間違いなく、熱海を選択したことは最高の選択だった。

旅は何かしらアクシデントが付き物で、寧ろそれがあるからのちに笑い話にもなるし忘れられない旅の思い出にもなる。今回は朝から雨が心配だったが雲と一緒に移動し、何なら梅雨入りと一緒に熱海入りすることとなった。6月には珍しくとっても肌寒い一日で、服装を少しばかり（いや結構）間違えたのは小さな小さなアクシデント。（小さく小さく畳んでリュックに詰め込んで持ってきたウィンドブレーカーがとっても役に立った！土壇場で詰め込んできて良かったー）

特に私たちは観光に興味がない、と言ってしまうと語弊があるかもしれないけど
“あれ見てここ行って、あそこのあれ食べてあれを買いに行こう！”
みたいな計画は立てないし、これからもそんなにないだろう。リュックにウィンドブレーカーは詰め込むが、旅はギッチギチに予定を詰め込みすぎず、ゆっくり暮らすように過ごしたい。だから気まぐれに殆ど思いつきで行動することになるから、お昼にいただいたお寿司屋さんの隣に平日にも関わらず行列ができていて、何だ何だと覗いたら熱海のお土産大定番だというネコの舌の本店だったり突然する。（もちろん人気店だということも後から知るし、ここを目がけて沢山の人たちが並んでいる姿に圧倒されそのまま退散することになる）

ただ今回1箇所だけ訪れたい場所を決めていた。
それが来宮神社。

来福・縁起の神として古くから信仰されている

近年私の中で神社ブームで、最近だと箱根神に始まり大阪の住吉大社、茨城の鹿島神宮、そしてこの来宮神社と訪れている。（たまたま訪れることになる、と言った方が合っているかも）仕事柄昔から神社や寺院にも人より行く機会が多いのだが当時はそこまで興味を持てなかった。それが何とまあ不思議なことに年齢を重ねるに連れプライベートでも神社や寺院を訪れることが本当に本当に増えた。

この変化には自分でもびっくりしている。

天然記念物の大楠、このエネルギーといったら凄かった

中でも神社の境内にあるこの大楠、凄かった。樹齢2100年、また日本屈指のパワースポットだとさっき知ったけど確かに近くに寄るとより感じられるエネルギーが凄まじかった。

私たちの命は現在大体80年から100年くらいしか担えない。

だがこの大楠は2100年ここで生きてきて、あらゆるものを担っているというその風貌や佇まいに威厳を感じたし、物凄いパワーが宿っていた。
人間がここの域に達するのは実に難しそうだ。
比べることでもないがそんなことを圧倒されながら考えたりした。

そして梅雨入りした熱海はもちろん雨の1日、そしてこの時期に珍しく冷たい雨だ。にも関わらず多くに方々が参拝に来ていたことにも驚いた。（正直そんなに人もいないだろうと予想していたが甘かった）この大楠の周りをグルグル歩いている人たちも多く何だろうと思っていたら、後から調べたら幹を１周廻ると寿命が１年延命する伝説や、心に願いを秘めながら１周すると願い事が叶う伝説があるというではないか。なるほど、明日帰る前に周って帰ろう！とここは伝説に乗っかることにした。

旅は晴れていた方が良い
傘を持たず手ぶらの旅が良い

確かにお天気だったらパッキングももう少しスムーズだったかもしれないし、傘がない方がもっと景色を堪能できたかもしれない。
だけど、
雨だから見られる景色や風景が多くあって、傘片手に楽しめる旅も十分ある。

だから私の中でこの方程式はいとも簡単に崩れ、そしてあまり天気って関係ないのかもと思えた。やっぱり誰とどこへ行き、どう楽しむかのみかもしれない。

幸せとかパーフェクトとかって、いたってシンプルだよね。

神社散策の途中、雨が小降りになって“少しの雨なら濡れても気にしない精神”で傘も畳んで楽しめた最高の熱海ショートトリップ1日目。雨がさほど気にならないという方、緑が美しい今の時期とってもとってもおすすめです。植物たちがイキイキしていて土の香りもグッドな今、神社参拝は実に気持ちが良く、自分自身もリリースされていく感じがするから。

明日は夏至ですね。
あらゆるものから身軽になってどんどんリリースしていきましょう＾＾
それでは新しい一週間も愛ある日々を…♡

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