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ささめやゆきさんは男性だった!

昨日、絵本塾の特別講座がオンラインで開催されました。
今回の講師は版画家で絵本作家のささめやゆきさん。
とてもとても楽しみにしていて、図書館でささめやさんの絵本や本の挿絵を探して、質問を考えたりお話を聞くのを楽しみにして、この日に備えていたのに・・・。

本当に私はボケまくっている。リマインダーも送られてきていたのに、私ったら特別講座の日程をカレンダーに記録し間違えて、本当は土曜日なのに、日曜日にスケジュールしてしまっていました。いつも特別講座は土曜日なのに・・・。

土曜日の午後、私はまだ勘違いしたまま、呑気にアクリル絵具で絵を描いていた。
でも、なんか引っかかっている。特別講座は明日だよね・・・、え、でも、待って、いつも土曜日だった、え?ひょっとして今日なのでは?そこでやっともしかして間違えているのでは?と気がつき始めて、慌てて送られてきたメールを確認すると、あ、、、やっぱり今日だ・・、ヤバイ、今、何時?3時半!!うそ、まだ間に合うかも、とZoomに慌てて参加・・・、間に合った、1時間ほど遅れてしまったけど、後半になんとか参加できた!

そんなドタバタの中、落ち着けと言い聞かせながら画面に写っている人の話をドキドキしながら聞こうと思ったら、知らないおじさんが喋っている、あれ、ささめやさん、ゆきさんってこの人??男の人だった!

曜日を間違えていた→なんとか後半に間に合った、からのまさかのゆきさんは男だったと衝撃を受けっぱなしの特別講座。

私が読んだささめやゆきさんの絵本の中で「ねこのチャッピー」というのがあって、私はそれがとても好きだった。絵も大好きだけど、お話が泣ける。ねこのチャッピーの一生。子猫だったチャッピーはどこに行っても一緒で、だんだん大人になって子猫のお母さんになって、子猫が車にひかれてしまうとチャッピーは道路をゆっくりとしか渡れなくなって、23回目のお誕生日を迎える頃には、昼も夜も吠えるように鳴くようになってしまって、僕はうるさい!と怒ってしまう。ぼくはあんなに怒らなければよかったのにと後悔する。そして、チャッピーはぼくの腕の中でこときれた。「ありがとう」なのか、「さよなら」なのか、最後にニャーニャーと鳴いた。

チャッピーへの愛がひしひしと押し寄せるように伝わってくるラストで涙が止まらなくなった。

特別講座の中でささめやさんはとても謙虚で誠実な飾らない人柄で、途中からの参加になってしまったことが、お話を聞けば聞くほど悔やまれた、もっと最初から聞きたかったと。
ささめやさんぐらいの人でも、いつも変わろうとして試行錯誤していらっしゃるということ、自分の描いた絵によって”自分”が変わりたいとお話ししてくださいました。

諦めずに、しつこく追求していると最後の完成が見えてくると。
だから簡単に諦めたりしないこと、そしてお金や功名心のために安易に向いていない仕事を始めないこと、そんな風に絵本塾のみんなを励ましてくれました。

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