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ささめやゆきさんの特別講座

きのうあとさき塾の特別講座に
久しぶりにオンラインではなく、
リアル参加させていただきました♪

なぜなら
前回、すっかりぼけーっとしてて
最初の1時間以上も講座を聞き逃してしまって、
めちゃくちゃ後悔していたから。
今回、
またささめやゆきさんの特別講座があると知り、
張り切ってライブ参加することにしました♪

なんというか
たぶん、本当にピュアで謙虚に
絵を描くということと向き合い続ける人生を
本気で生きていらっしゃる方なんだなぁって。

みんなの前に座られたささめや先生は
ぽつりぽつりとご自身の人生を
語り始められました。

絵本作家になる決まった道筋なんてない
人生はあみだくじみたいなもの
あきらめないで挑戦し続ければ
あみだくじを曲がった先でいつも
細い光がさしてくる

会社員から絵を描きはじめたこと。

会社を辞めた退職金をもって
なんとなくパリに行ったこと。

幼馴染の童話作家の童話に絵をつけて
出版社に持ち込んだのに、
幼馴染は認められたのに、
自分はあきらめろと言われたこと。

そこから25年間、自分の展覧会の案内を
送り続けてやっと仕事をもらえたこと。

あまりに絵が下手だったから
夜の石膏デッサンクラスに通って
そこでもとにかく下手で
先生にもうやめたら?と言われたこと。

ニューヨークで皿洗いのバイトをしていたら
シェフが不法滞在でいなくなり
そこでチャーハンをゴールデンライスと称して
提供したらおいしいと評判になって
ジョン・レノンとか、ボブ・ディランが
食べに来たこと。

50年間とにかく絵を描き続けていること。

自分の頭で考えるのではなく、
見つけさせてもらう。
自分の思いなんて捨ててしまえばいい。
最後は画面が教えてくれるのをひたすら待つ。

花を描くとき、
こどもはすでに紙の中に花を見つけている。
だからクレヨンをもつとすぐ描き出す。

こどものように紙の中に見つけること。

なぜ描き続けているのかわからないから
描いている。
描くことでわかりたい何かがある。

絵を描いて
それを誰かが気に入って買ってくれる。
それを額縁に入れて飾ってもらう。
それを見た人がちょっと
いい気分になるようなものであれば
それでいい。

ささめや先生の言葉からは
どこまでも真摯に
ひたすら絵を描くことで
あみだくじの当たりの方向へ
導かれてきたことがすべてで
ショートカットも損得勘定もない
そしてその作品が誰かの心に
寄り添って飾られていれば
それでいいんだよと
「だって描くのが楽しくて
それを喜んでもらえるのが嬉しいから
そんなシンプルなことだ」
っておっしゃっているように思えました。

かるがるとあみだくじを選び
パリやニューヨークまで行っちゃうとか
めちゃくちゃカッコいい。
そしていさぎよくて、清々しい。

帰りにささめや先生がよく使われると
お話されていた
ベイニーズグレーのアクリル絵具を
買ってしまった笑




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