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おづレポVol.1 ミリオンシャッタープロジェクト~泉大津市を写真でPR ~

e-donutsが支援している小津中学校の共創プロジェクトの活動紹介

泉大津市立小津中学校では、「共創プロジェクト」という独自授業を行っています。
「自分のやりたいことが、学びになる。」をコンセプトに掲げ、生徒自身がやりたいプロジェクトを提案し、学年問わず他の生徒を巻き込んでグループとして探究活動に取り組む授業です。

その中で、当社がサポートしているプロジェクトの1つを紹介します。

※この記事は対象の学校の許可を得て作成・公開しております。

ミリオンシャッタープロジェクト~泉大津市を写真でPR~

このプロジェクトは、元々写真に興味のある生徒が「泉大津市に来る人を増やしたい」という思いの元提案したプロジェクトです。
最初は順調に進んでいたものの、プロジェクトが少し難航し、先生方からご相談をいただきました。

「当初は地域活性化がテーマにあったが、生徒が自由に話しているうちに、単純に写真を撮って『フォトコンテストに応募する』という方向に傾いている」
「それ自体が悪いことではないが、当初の生徒の課題意識を大事にしたうえで、より意義とやりがいのあるプロジェクトにしていきたいが、声かけの仕方に迷っている」

そこで、一度当社代表の藤原が授業に参加し、生徒たちに様々な問いかけをしながら、プロジェクトの方針を一緒に決めていくことになりました。

生徒への問いかけを工夫し、「やりたいこと」を引き出し、カタチにしていく

代表の藤原は、次のような問いかけを進めていき、あくまで生徒たちの思い主導で、方向性を整えていきました。

Q. 「泉大津市の魅力っていっぱいあると思うんだけど、他の市と比べても負けない『泉大津市が一番だと思うもの』とか『工夫したら一番になれそうなもの』って何があるの?」

自分たち視点で魅力に思うことを探すだけでなく、相手にとってどう感じるか・他の市(競合)と比較してどういう良さがあるか、という視点を持ってもらうために問いかけました。
すると、生徒たちは、例えば「毛布の生産量が日本一!」「電池の自販機がある!」「最寄り駅の電車の対応が他の駅より親切!」などたくさん教えてくれました。

Q. 「みんなが挙げてくれた魅力を、写真だけで表すとしたらどんな写真を撮ればいいかな?」

これは、裏にある意図として、「写真」というように表現手段を限定することで、創造性・工夫を生む考えがありました。
例えば、「電車の対応が他の駅より親切」というある種抽象的な事象を写真で表現するのには、一工夫が必要です。

このような問いかけを通じて、1時間の授業で生徒たちが今後考えていくべき論点を少し整理することができました。
担当の先生からも、「藤原さんが入ってくれて、本当によかった」とのお言葉をいただきました。

このように、当社は学校現場で「進め方に迷う」生徒の活動を積極的に支援しています。ご関心のある学校様はぜひ、お気軽にご相談ください。https://forms.gle/LSG67njqHF38k57Y7