しゅこうの学校では教えない

「学ぶことは楽しい」を中心にお届けします。 教育に関する情報や困りごとを、学ぶ側・保護…

しゅこうの学校では教えない

「学ぶことは楽しい」を中心にお届けします。 教育に関する情報や困りごとを、学ぶ側・保護者・教える側・一般向けなど4つの立場で考えます。 経験をもとに感じたことを伝え、学ぶことで嫌な思いを減らせるように

マガジン

  • しゅこうの教育

    教育に関することをテーマに、様々な情報をお伝えします。 日本の教育の良さや問題などを考え、明るい未来を描ける教育を考えいます。

  • しゅこうの家庭の教育 for parent

    学校の教育に対して保護者・親の立場から考えたことをお伝えします。  教育に関する様々な立場を経験したことをもとに、少しでも学びことが楽しいと思える情報を伝えたいと考えています。  また、家庭の環境によって教育が変わる。もっと様々な教育の在り方があることを伝えたい。

  • しゅこうの学ぶ教員 for teacher

    学校教育は、様々な問題が起きている。教員の労働環境、なり手不足から、これからの日本の教育が成り立たない状態になっている。  学校のこと以外にも学ばなくてはいけないことがある。学び続ける教員に向けて、よりよい学習環境作りや働き方の情報をお伝えし、学ぶことが楽しい学校を通って欲しい。

  • 学校では教えないこと for student

    学校で教えているが、よく分からないことやなんでやっているのだろうと思うことを中心にお伝えします。  児童・生徒・学生の感じる疑問を中心に、自分が感じていたことや社会に出て感じたことを含めてお伝えします。

最近の記事

評価制度の曖昧さが引き起こす長時間労働 しゅこうの教育 7

  教員のなり手不足が問題になってるが、現場は崩壊状態になっている。完全に人手が足りなく、一人一人の負担が増している。  この原因を作っている一つに教員評価制度がある。企業の評価制度を元にして作られたが、制度に沿って評価をしている管理職に会ったことがない。どこかにはいるのだろうが、私は知らない。  導入時には評価の仕方を教える立場だったが、多くの管理職は評価したことがなく、曖昧な判断でやっていたり時間がかかるために省略したりしていた。企業でも、適当な評価をする会社や部署や支

    • 塾や習い事「学校外教育費」過去最高  しゅこうの家庭の家庭の教育(for parent) 9

       「塾や習い事の費用が過去最高」との記事が朝日新聞に載っていた。  始めに塾と習い事は違うものだと考えている。  塾は、進学のために必要と考え通うもの  習い事は、子どもがやりたいものや親がやらせたいもの  塾については、本来学校教育で習ったものをしっかり身につけるために通っていたが、今は受験対策のために通うことが多い。  受験は、学校の勉強とは別に慣れや傾向を知ることも必要。その情報を得たいために塾に通う人も多い。  公共の教育では、試験の対策はあまり考えない。実際、学

      • PTA活動って何だ  しゅこうの家庭の家庭の教育(for parent) 8

         PTAに関しての記事が朝日新聞に載っていた。  私はPTA活動については、教員としても保護者としても疑問に思っていた。  教員として、PTA活動の無駄な部分を感じていた。今は少ないがベルマーク集めの整理・広報活動・PTA団体との集まりなどについて、保護者から大変でやりたくないが子どものために仕方がなくやっている声が多かった。 私も保護者として参加したが、無駄だと感じることが多かった。PTAの役員になった人は、1・2年ぐらいで代わりよく分からないまま役目を終える。改善すること

        • 学習指導要領 朝日新聞取り上げる しゅこうの学ぶ教員 (for teacher) 13

           朝日新聞の10月7日の朝刊で、学習指導要領改訂前にシンポジウムが開かれた記事があった。教育面での特集をよく朝日新聞は取り上げている。  様々な意見が述べられているが、改訂に関わる人たちがどう考えかで変わる。前回に書いた意見だが、それほど学習指導要領は守るものだろうか。かつては、内容を教える立場でもあったが、文科省の問題が起きた時の対応を見ると指針であっても、それほど重要じゃないかのようなことを話していた。「柔軟な解釈」などと言っていたことからも、日本の教育は迷走している。そ

        評価制度の曖昧さが引き起こす長時間労働 しゅこうの教育 7

        マガジン

        • しゅこうの教育
          7本
        • しゅこうの家庭の教育 for parent
          9本
        • しゅこうの学ぶ教員 for teacher
          16本
        • 学校では教えないこと for student
          4本

        記事

          学習指導要領 評価の現実 しゅこうの学ぶ教員 (for teacher) 12

           学習指導要領がどれだけ守られているかを考える前に、違う観点を考えて欲しい。  今の日本の義務教育では、1年ごとに学年が上がる。成績に関わらずほとんどの場合自然に上がる。さらに、学年相応の知識がなくても進級し卒業ができる。当たり前だと思うだろうが、それでは評価は形だけになる。卒業さえできればいいのであれば、児童や生徒は最低限の条件を守ればいいので、学習をする必要さえないことになる。  現実と理想がズレすぎている。  分からなく更に難しい学習になると、授業が理解できず興味がなく

          学習指導要領 評価の現実 しゅこうの学ぶ教員 (for teacher) 12

          性被害 しゅこうの学校では教えないこと (for student)

           このマガジンは、児童・生徒・学生に向けて発信しています。ただ、no+oを読むことはないかとも思ってます。そのため、Xにも載せています。  今回のテーマは、朝日新聞の9月5日に載っていた記事より書いています。  自分自身子どもの頃、性に関することはほとんど分かっていなくかなり悩んでいました。その多くが身体の変化や恋愛についてです。後から考えれば、もっと正しい知識を知っていれば良かったと思うことがたくさんあります。学校でやっている授業では、自分の問題は解決しないことが多いと思い

          性被害 しゅこうの学校では教えないこと (for student)

          小学生で性被害  しゅこうの家庭の教育(for parent) 7

           この記事は、教員・保護者などで広く考える問題だと思えるため、こちらのマガジンにも載せました。  朝日新聞の10月5日の朝刊に「小学生性被害 息子と母の苦悩」の記事があった。  これは、性に関する知識が不十分な為に起こることが多い。私は学校で教える「性に関する指導」について考える前に、社会の問題と思える。学校で教えるには色々制約や問題がある。もっと病院や公共施設等で広くしっかりとした知識の元、時間をかけて学んだ方がいいと考える。教員と児童や生徒の関係の中では、近すぎて問題に

          小学生で性被害  しゅこうの家庭の教育(for parent) 7

          小学生で性被害  しゅこうの学ぶ教員 (for teacher) 11

           朝日新聞の10月5日の朝刊に「小学生性被害 息子と母の苦悩」の記事があった。この記事は、教員・保護者などで広く考える問題だと思える。  これは、性に関する知識が不十分な為に起こることが多い。私は学校で教える「性に関する指導」について考える前に、社会の問題と思える。学校で教えるには色々制約や問題がある。もっと病院や公共施設等で広くしっかりとした知識の元、時間をかけて学んだ方がいいと考える。教員と児童や生徒の関係の中では、近すぎて問題になることがあると思っている。学校やクラスに

          小学生で性被害  しゅこうの学ぶ教員 (for teacher) 11

          公立学校の時間割の多さ しゅこうの教育 6

           教員向けのマガジンに載せましたが、一般の人にも知らせたいと思いこちらのマガジンにも載せました。以下がその文面です。  朝日新聞の10月1日の朝刊に、小学校の時間割についての記事があった。 書籍「学校の時数をどうするか」も出しているそうだ。  2年生でも6時間のある日がある学校があった。今は分からないが、全体として時間数が多すぎる。働く側も子どもの側も大変。もっと放課後の放課後の余裕のある時間が両方に必要だと思う。  働く側は、子どもの下校後にある時間は、休憩を抜けば1時間

          公立学校の時間割の多さ しゅこうの教育 6

          時間割1日6コマは子の過剰 しゅこうの学ぶ教員 (for teacher) 10

           朝日新聞の10月1日の朝刊に、小学校の時間割についての記事があった。 書籍「学校の時数をどうするか」も出しているそうだ。  2年生でも6時間のある日がある学校があった。今は分からないが、全体として時間数が多すぎる。働く側も子どもの側も大変。もっと放課後の放課後の余裕のある時間が両方に必要だと思う。  働く側は、子どもの下校後にある時間は、休憩を抜けば1時間もない日が多い。そこで授業の準備や校務の仕事をする。さらには保護者への連絡などもあると時間が足りない。会議が週に1回から

          時間割1日6コマは子の過剰 しゅこうの学ぶ教員 (for teacher) 10

          次期学習指導要領の改訂4 しゅこうの学ぶ教員 (for teacher) 10

           朝日新聞の9月29日の朝刊に、続きコメントがあった。3回目は読むのを忘れたので分かりません。 ①学習指導要領のめざすことが現場に届かない ②学習指導要領や解説を読まない先生について ③教科書の在り方 ④教員養成について ⑤標準授業時数の削減    今回は、質問者の聞き方がいいのか回答者がいいのか分からないが、現場に即した回答があった。私自身、回答者の講演会や書籍を読んだ記憶がある。その為か共感するところがあった。 ①学習指導要領のめざすことが現場に届かない  こう感じてい

          次期学習指導要領の改訂4 しゅこうの学ぶ教員 (for teacher) 10

          日本の教育の今後 しゅこうの教育 5

           ちょっと重いはなしです。  教育公務員特例法等により、教員の勤務が決められている。かつては教員のみで生計を立てることは出来ないため、お坊さんや庄屋さんなどの収入が別にある人たちがやっていた。その後少しずつ改善され、教員だけで職業として成り立つようになってきた。  昔の教員の仕事は今ほど細かくはなく、忙しくもなかった。治安の問題もあるが、学校の校庭で放課後に先生と遊ぶなど、かなり余裕があった。宿直として教員が学校に泊まることもあった。よく学校で地域の会合が行われ、そこでは宴

          日本の教育の今後 しゅこうの教育 5

          次期学習指導要領の改訂2 しゅこうの学ぶ教員 (for teacher) 9

           朝日新聞の9月23日の朝刊に、前回の続きのコメントがあった。改訂に関わる別な方の意見だった ①GAGAスクール構想後のデジタルの活用 ②情報に対応する教員不足 ③授業時数の裁量で情報教育をすすめる。AIの活用も。    全て可能性で単なる意見だけだった。  あまりにも当たり前で、かなり遅れた認識だと感じた。これから約5年後に始まる内容を議論するには、遅れた視点のように感じた。  実際、デジタル化により小学生や中学生で、大人以上に稼ぐ人たちがたくさん出てきた。そのようなスキ

          次期学習指導要領の改訂2 しゅこうの学ぶ教員 (for teacher) 9

          次期学習指導要領の改訂 しゅこうの学ぶ教員 (for teacher) 8

           朝日新聞の9月22日の朝刊に、中教審会長のコメントがあった。 ①指導要領は、小中高で何をできるようにするか、目標、内容を国が大まかに示す。どういうやり方で授業するかは各教育委員会や学校に任せる。 ②内容はカリキュラム・オーバーロードは子どもにとってか教員にとってか ③どのような学びが子どもにとって重要なのかをまず考える。 など、いろいろ述べていた。    個人的には、指導要領が改訂ごとに曖昧な説明から具体的になって分かりやすくなったと最初は感じていた。しかし、解説が細かくな

          次期学習指導要領の改訂 しゅこうの学ぶ教員 (for teacher) 8

          新聞に載った指導書の金額 しゅこうの教育 4

           朝日新聞に指導書の金額が載っていた。教科書を使わないで授業をすることは、公立学校ではあまりない。聞いたことがない。そのため、教科書に沿った指導書(指導要領に沿った解説が載ったもの)を購入する。それは、冊子になってるものだけでもかなりの量で金額も高い。そのため、自治体ごとに購入を減らす工夫をしている。それが、近年のデジタル教科書の普及に伴い、さらに多様な指導書が必要になった。  これは、業務のDX化と言っているが、かえって複雑であり難解になっている。教科書に沿って教員ごとに授

          新聞に載った指導書の金額 しゅこうの教育 4

          学校に行きたくないと言われたら? しゅこうの家庭の教育 (for parent)6

           「子どもが学校に行きたくない」と言った時、どうするのかがいいのだろうか。今までの投稿から想像できるかも知れないが、どんな方法が正解かは分からない。いろいろなことで学校に行きたくないため、正解はないが、いくつかの提案はできる。  「何言っているの、さっさと学校に行きなさい」と言い、学校から戻ってくると元気になってることもあるが、出来れば①様子を聞くことが必要かなと思う。子どもによっては、辛いことを隠し続けてしまうこともある。話してくれたことだけでも良かったのかと思う。  話を

          学校に行きたくないと言われたら? しゅこうの家庭の教育 (for parent)6