転職未経験者向け「転職サイト」と「転職エージェント」その使い分けを知る
こんにちは!
転職活動において、転職サイトや転職エージェントは欠かせません。皆さんが転職活動を始めていく上で、どのようにサービスを活用していけばよいのかをご紹介していきます。まずはじめに「転職サイト」と「転職エージェント」とは何かです。
転職サイトとは
転職サイトとは、インターネット上に求人を掲載しているサービスのことです。サイト上で好きな求人(企業・希望地・条件など)を自分で探して、求職者自身で企業に応募して、面接まで進めることができます。転職サイトを活用するメリットは例えば以下のようなことです。
求職者の都合に合わせて長期的に活動できる
自分で求人を探して応募することができる
サイトによっては、企業側よりスカウトをもらうことができる
転職エージェントとは
転職エージェントとは、転職支援のプロであるキャリアアドバイザーが内定獲得まで一緒に伴走してくれるサービスのことです。企業と求職者の間にたち、求職者の状況を考慮しながら求人を紹介から内定までサポートしてくれます。転職エージェントを活用するメリットは例えば以下のようなことです。
アドバイザーより、書類や面接対策などのアドバイスがもらえる
転職サイトには掲載されていない非公開求人を紹介してくれる
内定獲得に向けて企業側へ後押ししてくれる
内定時の年収交渉をしてくれる
どのように使い分けるべきか
求職者状況に合わせて使い分けすることをオススメします。求職者の状況というのは例えば【転職時期】です。6ヶ月以内に転職したい方は以下のような流れが一般的です。
職務経歴書を準備する
転職サイトに登録する
転職エージェントに登録する
転職エージェントと気になる求人をすり合わせる
基本的に転職エージェント経由で応募する
一方、転職は1年後以上先にできたらと考えている方は以下のような流れが一般的です。
職務経歴書を準備する
転職サイトに登録する
転職サイト内のみで求人を探す
気になる求人があれば、業界や企業について調べてみる
今応募するかの判断をする
要するに「6ヶ月以内に転職する意思がないのであれば、転職エージェントは活用しないでOK!ということです。
その理由を説明します。転職エージェントを運営する企業は、求人先の企業より人材紹介料をもらい売上げを立てています。要するに、サポートする求職者が転職できないと売上げはゼロです。よって、求職者が3ヶ月以内に転職したい方と、1〜2年後に転職したい方とであれば、前者が優先されるのは必然だからです。まず、あなたがいつまでに転職したいのかを、ざっくりでもいいので考えてみましょう。
大手サービスの転職サイト
【リクナビNEXT】
誰もが知るリクルートが運営する転職求人情報サイト。業界最大級の求人数を誇ります。
【doda】
パーソルキャリアが運営する転職求人情報サイト。リクナビNEXTと同様に業界最大級の求人数を誇ります。
【Green】
IT人材採用で有名な転職求人情報サイト。60%の方が企業側のアプローチから転職をしていて、ベンチャーから優良企業まで幅広い求人数を誇ります。
【Wantedly】
条件マッチではなくて、仕事のやりがいや環境を重要視した転職求人情報サイト。興味ある会社にカジュアルに話を聞きにいけることも特徴。
【ビズリーチ】
国内最大級のハイクラス転職求人情報サイト。登録するだけで様々企業より直接スカウトが届くことも特徴。
大手サービスの転職エージェント
【リクルートエージェント】
非公開求人20万件から探し出す豊富さ。求職者の強みを一緒に見つけて様々な求人を紹介してくれます。
【dodaエージェント】
dodaの専門スタッフがしっかりと転職成功まで支援。リクルートエージェントと同様で業界最大級の求人数から紹介してくれます。
【マイナビエージェント】
求職者の話をじっくり聴くことを重視した支援。20代向けや中小企業求人を多数揃えた中から紹介してくれます。
【JAC Recruitment】
外資やグローバル企業に強く、管理・専門職・ミドルからハイクラス向け。業界特化のアドバイザーによるアドバイスをもらいながら紹介してくれます。
ブラック企業を見極めるコツ
転職先企業の口コミサイトをチェックするのもひとつ方法です。口コミ以外でブラック企業を見極めるコツは、ブラック企業の可能性が高い項目をあらかじめ認識しておくことです。※ブラック企業の定義としては「労働時間が長く激務で薄給で働かせる」とします。
必ずしもブラック企業であるとは断定出来ませんので、以下はあくまでも参考情報として確認ください。
・有給取得率が低く自由に取得することが出来ない
・年間休日が120日以下、週の固定休が週1日のみ
・営業ノルマ主義、基本給が低く歩合率が高い
・額面の月収が18万円以下
・休日出勤が頻繁にある
・日常的に職場内で怒鳴り声が聞こえる
・日常的に定時で帰宅している人がいない
・顧客対応を受けつける時間帯が長い など
あとは求人情報を「鵜呑みにしない」自分で見極めることが重要です。嘘が記載されているとは言いませんが、企業側で隠したい情報はふせられている場合が多いからです。求人先企業は、求人会社にお金を払って求人情報を掲載しています。皆さんがチェックする求人情報は、求人先企業が確認してOKが出ているものとなります。
他には、転職活動において、鮮度の高い情報を入手することは非常に重要です。鮮度の高い情報とは「企業側のリアル・求職者側のリアル」のことであり、ミスマッチを防ぐためでもあります。どの会社にも良いところや課題があります、それに加えて、その会社の社風があります。良し悪しではなく相性の問題です。もしあなたが興味ある会社があり、友人が働いていれば必ず話は聞いておきましょう。その話は1番鮮度の高い情報で信頼できます。
また、昨今では企業側も待っていては応募数が少なく、ほしい人材が採用ができなくなっているのが実情です。「転職サイト」でも企業側のシステムには基本的にスカウト機能がついている場合が多く、あなたが登録した転職サイトの内容は、求人企業側からも閲覧することができ、スカウトできる仕様になっています。以下のようなサイトは企業からスカウトが受け取れる「ダイレクトリクルーティング」型の機能が備わっています。
BizReach:151万人以上(2021年1月時点)の優秀な人材が登録する国内最大級のデータベース。
キャリトレ:約7割が20代となっていて、若手の優秀層に特化したサイト。
Green:Web業界に強いといわれているサイト。60%の方が企業アプローチから転職。
Wantedly:企業側の魅力や想いを伝えること軸に、4万社以上が活用するサイト。エンジニア採用に強い。
Linkedin:アメリカ生まれのSNSで全世界に7億人以上の登録ユーザーがいる、グローバルな巨大サイト。
Offers:エンジニアやデザイナーに特化していて、日本のエンジニアの約4割が登録している。
リクルートダイレクトスカウト:リクルートが運営するハイクラス転職サービス。
Eight Career Design:名刺アプリ「Eight」が提供。役職ユーザー数が半数で事業企画や経営企画などが多い。
Qiita Jobs:国内最大級の技術情報共有サービス「Qiita」を提供。優秀なエンジニア層が多く登録。
LiBzCAREER:国内最大級といわれている即戦力の女性採用に特化したサービス。
なので転職サイトの登録時は、適当に記載せずに、自分はどんな人なのかをしっかりとアピールすることを忘れないでください。ただし、転職サイトで企業よりスカウトがきたからと言って喜ばないように注意が必要です。その理由は、年齢や経験などの条件マッチでシステムから大量にスカウト送信している場合も多くあるからです。要するにあなた自身の定性面ではなくて、定量面のみで判断されているということです。転職サイトによっては、プレミアムオファーという、企業側の人事が求職者情報をひとりずつ確認して、書類選考パスの面接確約連絡などもあります。
転職活動でよくある質問
転職で年収をあげたい!可能でしょうか?
結論、可能です。YouTuberであるサラタメさんと、転職で年収をあげていき書籍もだすmotoさんとのコラボ動画です。こちらはとても参考になると思います!
転職エージェントの良し悪し、見極め方はありますか?
あなたのキャリアを考えてあなたの市場価値があがる企業を紹介説明してくれるか?書類や面接の合否において具体的なフィードバックをもらえるか?求人案件を粘り強く一緒に探してくれるか?転職活動をせかしてこないか?など。
求人数だけで判断せずに、上記のポイントは是非みてみるといいでしょう。転職エージェントのキャリアアドバイザーは何かしら目標があります。営業と同様です。それが決して悪い訳ではないです。求職者は無料でサービスを受けられるのですから、ありがたい話です。とはいえ転職は人生に関わる大きな出来事だからこそ、フィーリングが合い、親身になってくれる方がサービス以上に重要かもしれません。
転職サイトなどに求人がないので、自社HPの採用ページより応募してもいいのでしょうか?
問題ありません。ベンチャー企業などは、自社HPよりお問い合わせや応募すると面接に進みやすいケースが少なからずあります。理由としては「HPをしっかりと見て興味をもって応募してくれているという安心感」「転職エージェントへの紹介料金のコストを抑えることができる」などがあげられます。
転職エージェント経由で企業より内定をもらい、辞退したら何か問題ありますか?
問題ありません。企業側も求職側も選ばれる立場です。双方に断る権利があります。純粋にあなたがその会社に行きたいか、行きたくないかをしっかりと考えて判断してください。ただし、理由が不透明だったりすると、キャリアアドバイザーからの信用を損なう可能性がありますので、その点はご注意ください。
転職サイトや転職エージェントにいくつ登録すればいいのでしょうか?
一般的には「2つ〜3つ」というのが多いです。転職サイトは多くても自分でコントロールできるので問題ないですが、転職エージェントは1つ〜2つにして、合わなそうだと思ったら、他にも広げてみるような流れでもいいでしょう。
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