大好きだった人が今日18歳になった
そんな今日、私は1人でいると頭がおかしくなりそうだったので旅行を兼ねて久しぶりに友達に会いに行った。
その友達と知り合ったのは10年以上前で、地元にいた頃から大の仲良しだった。
お互い結婚で地元を離れ、たまにお互いの住む地を行き来していたがコロナ禍に入ってからはおよそ4年間会えずにいた。
行きの電車を降りる直前、知らないおばあさんに話しかけられた。
「雨は降っていますか?」
窓の外を見て確認したところ降っていなかったので
「降っていません」
と伝えた。
しかしその直後、まさかの大雨が降ってきた。
おばあさんは傘を持っていないようで困っていたので、目的地を聞き私の傘に入れながらそこまで送ることにした。
友達に電話して状況を話し、おばあさんを送った。
おばあさんに話を聞くと、私の家の近所に住む方であることが発覚し大盛り上がりだった。
またどこかで会えたらいいですね、と言って解散した。
その後、4年ぶりに友達と再会した。
相変わらずかわいくておしゃれで、年齢を重ねたからかちょっと大人の色気のようなものが漂い始めていた。
4年ぶりなのが嘘のように、合流した瞬間からいつものようにヘラヘラと話すことができて嬉しかった。
彼女には話したいと思い、彼のことを打ち明けてみた。
真っ先に彼女の口から出た感想は
「羨ましい」
だった。
大人になってからそんな恋ができるなんて羨ましい、まして結婚してから高校生とそんな関係になれたことがとにかく羨ましい、と言われた。
彼女はかつて適応障害を患っており、彼の適応障害の話に自分を重ねてちょっとしんどくなったと言った。
彼の立場になって考えたこと、ある?と聞かれた。
正直、それはあまりなかったかもしれないと答えた。
「2人でどんな話をしてても無意識にあのこからは旦那さんの存在を思わせるようなことが話の端々に出てたと思うし、あのこ自身が自覚してないような何気ないところで、彼は何回も傷ついてたと思うよ。
結婚してる人を好きになった時点で多少覚悟はあったのかもしれないけど、あのこの発言や振る舞いも無神経だったんじゃないかなあ。
今彼は新しい彼女いるの?何も気にせず幸せになってくれてるといいね。
はあそれにしても羨ましいわー私も恋してー」
と言われた。
私は本当に自分のことしか考えていなかったのだろうなと思い、反省した。
私だけがずっと辛いつもりでいたけど、きっと彼は私のせいでたくさん辛い思いをしてきたんだろうな。
そう考えると、本当にごめんねという気持ちになったし、ようやく心から幸せになってほしいなと思えるようになってきた。
久しぶりに会ってもこうして正直に話してくれる彼女は本当にいい友達だなと思った。
明日も友達と共に過ごす。
明日こそ明るい話をたくさんして笑えればいいな。
フラッグ君、改めて18歳のお誕生日おめでとうございました。
ようやく少しずつ昇華していけそうです。
終わり
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