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0円から始める新NISA

※このnoteは、最高パフォーマンスを目指すための物ではありません。
 新NISAで損しないための投資方法を主題としています。

お急ぎの方はコチラ

新NISA口座を開設して、毎月「全世界株」に最低金額の「100ポイント」を投資してみよう!☝
楽天ポイントなら「楽天証券」、
V(旧・T)ポイントなら「SBI証券」、
Pontaポイントなら「auカブコム証券」または「SBI証券」を選ぼう。
 他社ポイントでもポイント交換できる場合があるぞ!


ポイントでいーじゃん!

 新NISAを始めたい、でも損はしたくない…そんな貴方にピッタリな方法があります。そう、ポイントで新NISAを始めればいいのです!
 ポイントは実質タダでもらったような物ですよね?それで仮に損失を出しても、よほどのレバレッジをかけたマイナスにならない限りは絶対に損はしません!
 今回はその方法をまとめます。

①まずは口座を作ろう!

 新NISAを始めたい!でもそのためには、まずNISA口座を作らないと何もできません。
 今回は「0円から始める」「ポイント投資」なので、まず以下の点をチェックして口座を開設しましょう

・証券会社によって対応ポイントは異なる

◇楽天証券→楽天ポイント

 楽天証券は楽天ポイントからのみ投資することができます。
国内投資、米国株投資、投資信託でも使えます。

ただし他社ポイントについても、下記のサイトで楽天ポイントに交換できる物がいくつかありますから、実際には色々なポイントが対応していることになります。(たとえば、JALポイント、JCBポイントなど)

なお新NISAではありませんが、ポイントアプリからビットコインへの投資もできるようです。

◇SBI証券→V、Ponta(ただし、1種のみ)

 SBI証券で使えるのはこの2つです。
しかしデメリットもあり、どちらか1つしか選択できないこと、そして投資対象は投資信託のみであるという点です。

 なお、Tポイントは4月22日にVポイントへ統合されています。

統合後は、Tポイントベースの交換が可能になっており、こちらも対応している他社ポイントなら実質投資ができるようになると言えるでしょう。
(たとえば、ANA、ゆうちょのJPBANKカードポイントなど)

◇auカブコム証券→Ponta

 auカブコム証券はPontaポイントのみ対応しています。もちろんPontaも下記サイトにある通り、他社ポイントからの交換に対応しています。

 ただ、PontaポイントはSBI証券でも対応している点にはご注意ください。
auカブコム証券では国内株式にもポイント投資ができますが、積立投資ができないのがデメリットのようです。

 この他にも、主にネット証券会社でポイント投資に対応している所があります。ご自身がよく貯めているポイントサイトからも探してみると良いでしょう。

②新NISA口座開設時の注意

新NISA口座は1人1口座だけ!

 ここで重要なお話ですが、

新NISA口座は1人1つしか作ることができません。

 他社へ移管することは可能ですが手続きに非常に時間がかかるのと、移行期間は取引に制限が掛かるので、判断は慎重に行ってください。
 ただし、旧NISAと新NISAは別枠扱いだったので、A社で開設した旧NISAはそのまま、新NISAはB社で開設、とすることができました。(現在は旧NISA口座は作れないので、この方法は使えません。このため切り替わり時に非常に多くの移転者が発生し、手続きもかなり時間がかかりました)

特定口座はでいくつも作れるが、1社につき1つだけ

 一方、NISAではない証券口座で「特定口座」と「一般口座」いう物があります。細かい説明は今回は省きますが、よほどのことが無い限り「一般口座」を使う機会は少ないでしょう。
 この「特定口座」は1社につき1つまでしか作れませんが、複数の会社で特定口座を開設することは可能です。
 複数のポイントを使って運用したい場合は、片方は特定口座で運用してみるのもいいでしょう。特定口座は新NISA目的でもどちらにしろ開設することは可能なので、証券会社で迷っているぐらいなら両方の会社で口座開設してしまうのがいいかもしれませんね。
(ただし新NISAは1社だけしか選べませんので、2社以上同時に新NISA口座の開設申請しないようにご注意ください!)

💡ここまでのまとめ💡
・まずは口座を開設しよう
・貯めてるポイントに対応してるか確認しよう
・新NISA口座開設は、1人1口座(1社)のみ

このあたりで1回休憩を挟みましょう☕

③リスク許容度!

 さて、口座開設が完了したらいよいよ投資開始です。しかし最初は何に投資したらいいかわからないですよね?そのヒントになるかもしれない話をしたいと思います。

・「積み立て」枠の投資対象は限られている→そこを利用しよう

 新NISAには「積み立て」枠と「成長投資」枠の2種類があります。
ざっくり違いを説明すれば、積み立て枠は一定の金額を決まった日程で投資し、成長投資は好きなタイミング、好きな金額で投資することができます。

 積み立ては定期的・定量的に投資するため、自然と長期投資になることから、金融庁の基準を満たした投資信託等に対象が制限されています。

 しかし初めて投資する人にとっては、選ぶだけでも一苦労のはずです。
 選択肢が少ない方が失敗の確率も下げることができるでしょうから、しばらくの間は「積み立て」投資対象の商品から選んで投資して様子を見るのがいいでしょう。

・そのお金はどのぐらい消えてもいいか?→ポイントは無敵!

 リスク許容度、という言葉があります。どのぐらい投資した金額が回収不能になってもいいか、という意味の言葉です。

 具体的には、たとえば「100万円投資したが、90万円は引き出せないと困る」といった場合「許容できるのはマイナス10万円まで」ということになりますから、リスク許容度は「-10%」ということになります。

 現金投資の場合は「逆指値」という注文で、-10%になったら売却し、損失を強制的にストップさせる方法もあります。

 しかし今回の主題であるポイント投資は、そもそもタダでもらった物を使って投資しているはずですから、損失が発生することはありません。
 それどころか、基本的には「半自動的にもらえる」のがポイントでしょう。利用状況に応じてある程度変動はあるでしょうが、定期的な支払いをクレジットカード払いしている人などは、ある程度毎月入ってくるポイントも把握できるはずです。

 損失のことを、リスク許容度を永遠に考えなくていい。

 これを理解できれば、心理的負担はかなり軽減できるはずです。もちろん少しでも減らないようにはしたいでしょうが、長期投資においてはこういった「メンタルコントロール」が非常に重要なのです。

・それでも…リスク許容度は「変動幅」として考えるべき

 とは言いつつも、実際に投資先を考える時に「リスク許容度」を考えないのは無謀だと言えます。たとえば、100円投資して、

「100~105円」になる投資A、
「50~200円」になる投資B

があったら、あなたはどちらを選ぶでしょうか?

 これは人によって正解が違う問題です。

 もしあなたが、既に退職して特に収入が無い場合は、現在の手持ち金額よりも資産が減るリスクは取るべきではないでしょう。つまり、元本より減るリスクが無いが期待リターンも少ない、投資Aを選ぶべきでしょう。

 これに対し、何かしらの安定した収入があって、金銭状況に今後も余裕がある人は、たとえ投資Bを選択し50%の損失が出たとしても、そこまで影響は無いのかもしれません。若い人であれば時間を味方につけて「価格が50のの時に売らないで200になる時を待つ」といった戦術も取れるでしょう。
 もちろんそういった金銭状況の人でも、1円でも減らしたくないという人は、投資Aを選択することになるでしょう。

 このように、たとえポイント投資だとしても、

「 リスク許容度・期待変動幅 は人それぞれで異なる。 」

といったことを頭に入れた上で、いよいよ実際に投資する対象について考えていきましょう。

投資する前に、
どのぐらい減る・増える可能性があるだろうか?
どのぐらいの時間を待てるだろうか?
は、必ず考えておこう💡

その時の気持ちを、メモや日記を書いておくといいかも☝️

④実際の投資先を考える

・投資ジャンル

 それでは、実際の投資先を考えてみましょう。
主なジャンルは、ざっくり分けると下記のような物があります。

・株式
・債券
・REIT(不動産)
・コモデティ(金など)
・バランス
・定期預金

 上記は大枠で、さらに「国内」「海外」で2分することができます。
証券会社によっては取り扱っていない物もあるので、ご注意ください。

 なお、定期預金に関しては実質現金化するための受け皿程度の物ですから、もはや投資とは言えないでしょう。割愛します。

 実は上のジャンル分けはiDeCo(確定拠出年金)の取扱商品を参考に並べています。新NISAの積立対象もほとんど同じなのですが、おそらくコモディティに関しては投資対象がバランス投資の一部として組み込まれているのがほとんどだと思います。

iDeCoと新NISAの積立投資の違いは?
iDeCoは、原則として60歳まで引き出すことができない
・新NISA積立は任意のタイミングで売却、引き出しができる
・非課税になる範囲が異なる(iDeCoは全額所得控除、新NISAは利益分)
・最低拠出金額が、iDeCoは月5000円、新NISA積立は制限なし

・なぜ「全世界株」は人気なのか?

 このnoteまで辿りつかれた方は、もしかすると「全世界株」「オルカン」といった方針を決めて読み始めているのかもしれません。
 たしかに、「全世界」の株式に「分散」して投資すれば、どれかしら当たりを引いて、プラスのリターンを期待することでしょう。これは、国内投資だけをしていてはできない戦法だと言えます。

 確かに「とりあえず」の答えとしては、「全世界株」投資は一つの答えになり得るでしょう。

とりあえずの答えとして「全世界株」を選ぶのはアリ💡
お急ぎの方は新NISAで毎月「全世界株」を、最低金額の「100ポイント」で実践してみよう!

ただ、せっかくですからもう1歩踏み込んで考え見たいと思います。

・もう一歩踏み込んで考えてみる

 実は「全世界株」「オルカン」と言われている物は、その投資割合の半分以上が「米国株」であることが多いのです。もしそうでないとしたら、それは「(除く米国株)」といった文言が書いてあるかもしれません。

 裏を返せば、米国が全世界株を支えていると言っても差支えないでしょう。米国が不調で、米国以外のどこかの国が好調になる、といったことはなかなか考えにくいわけです。(なぜなら、たとえ新興のどこかの国の株式が伸びてきたとしても、その出資者・株主が実は米国企業、といったオチもあり得るからです)

 すると今度は「全米株」といった選択肢が浮上してくるわけです。

 今後も米国が世界株の覇権的立場を維持するならば、それもまた合理的な1つの答えとなることでしょう。

「全世界株」の半分以上は「アメリカ株」。今後もアメリカが世界のトップであり続けると思うならば「全米株」に投資することは合理的な答えの1つとなるでしょう。

 もう少し踏み込むことはできないでしょうか?
いくら米国株が強いと言っても、全部が全部良い業績の企業、というわけではないはずです。
 たとえば、バンガード社が提供している全米ETF(投資信託)にVTIという物がありますが、この組み入れ銘柄数は3500社以上にも上ります。ということは、1社あたりの業績は単純計算で0.03%未満の影響しかないわけです。
 これは、大型株も中小株も組み入れている以上、ある意味当然のデータとなります。

 であるならば、米国株の中でも影響度合いが大きいであろう、「大型株」のみに集中投資した方がいいだろう、という考えに至る人も現れてくるわけです。その代表的指数が「S&P500」や「NASDAQ100」です。
 ただし、NASDAQは金融業が除かれている、米国以外の企業も対象となる、ハイテク系が集中しているなどの特徴がありますので、やや性格が異なることはご注意ください。

米国の大型株のみに投資したいのであれば、「S&P500」または「NASDAQ100」へ投資。※2つの指数の性格の違いに注意

 基本的には、これ以上選択肢を狭めていくのは本当の集中投資になっていくでしょうから、今回の題材としてはここまでにしておきます。

 しかしこれらの指数でさえ、時価総額割合をさらに精査すると、「ある特定の少数企業」が大きな割合を占めており、それらの業績に依存していることにも気づくことができると思います。

 もし個別株投資にも興味が湧いてきたら、そういったリーダー銘柄がなぜ比率を大きくしているのか、といった点から調べてみると良い勉強になるかもしれませんね。一部の証券会社では、そういった個別株投資にもポイント投資が対応しています。

・リスクが低い物は、どうしてもパフォーマンスが低くなる

 株式と債券で大きく異なるのは何でしょうか?

 債券には「満期」があります。株式にはありません。

 したがって、債券投資は「満期に約束通り元本と利息が支払われる」という前提の下で行われます。そのため「今回は多めに支払いますね」といった予想外の利益は起こりえない投資であり、ある程度リターンの上限が見えることがわかります。
 ただしその分、利益のスケジュール見込みも立てやすくなるため、比較的安定したリターンが期待できるわけです。

 しかし、中には「約束が守られない債券」というもの時々存在します。これがいわゆるデフォルト(債務不履行)です。
 デフォルトは1つ起きると「あの国の他の債券でも起きるのでは?」「あの業界本当は儲かってないのでは?」という不安の連鎖を起こし、債券の投げ売り(安い価格でもいいから現金化したい、という状態)が起こって債券価格が下がってしまいます。
 そのため、債券には信頼度を示す「格付け」という物がつけられています。

 ただ、社債はともかく国債は国の債券ですから、国債でデフォルトを起こすとその国の投資全体の信用を失うこととなります。国債のデフォルトが発生した場合には、その国は相当に危険な状態であると考えるべきでしょう。

 ですから、そういった債務不履行のリスクが高い債券は「ジャンク債」または「(ハイ)イールド債」と呼ばれて区別されています。

 新NISAの投資対象としては、おそらくリスクの低い「先進国債券」のみが対象になると思われますが、もし選択対象に「新興国」「ハイイールド」といった記述のある債券投信だった場合は、そういったリスクの高い対象への投資であることにご注意ください。

 ただ、だからといってリスクの低い先進国債券は利回りが低い傾向がありますから、株式と比べて期待リターンも低くなることはご留意ください。


・バランス型と全世界株は違うのか?

 最後に、バランス型についてお話します。

バランス型投資信託は、株、債券、国内外など幅広い組み合わせを抱き合わせた、その会社の設計したリスクとリターンを買う商品です。

 もし株式だけに投資していると、不況時にほとんど利益が出せず、
逆に債券だけに投資していると、好況時に期待以上の利益が出せません。

 これらを組み合わせて、好況時にも不況時にも安定したリターンを目指して設計されているのが、バランス型投信です。特にターゲットイヤー型と呼ばれるものは、定年退職などのタイミングに合わせて資産配分を調整してくれる物もあるようです。

 時節の状況に合わせて資産配分を考えるのが面倒な人は、最初から投資会社に委託する気持ちでバランス型に投資するのもアリでしょう

 もちろんその分手数料が引かれるでしょうから、利益の最大化を目的とする投資とはまた違った戦略となりますので、その点はご留意ください。

 なお、REITやコモデティに関しては、バランス型を自分で調節して組み立てる場合に使う物だと今はお考え下さい。
 正直自分の専門外の分野なので、今回は特に解説しません。

結:投資のかたち・答えは人それぞれ違う

 というわけで色々書いてきましたが、まとめると下記のようになります。

①投資に使う「ポイント」を決め「証券会社」選び、新NISA口座を「開設」
②「投資対象」を決め、毎月ポイントを「積立投資」する

あとは個々人の都合のリスク状況や、好みに合わせてカスタムしてください。そして次のステップとしては、下記の通りです

・年間120万円の(積立)枠をフルに使いたい→現金も投入してみる
・120万円の枠を超えて投資したい→成長投資枠(年240万円)も使ってみる
・短期的な投資に手を出してみたい→NISAではなく、特定口座を使ってみる

 NISAは長期投資向きの制度です。短期間で売買すると恩恵も小さくなってしまいます。(個別株は短期間で失敗する可能性も高くなるのでリスクが上がります)
 また、信用取引や損益通算もできません。こういったデメリットもあるので、必ずしも万能では無いことをご留意ください。

おまけ:暗号資産はポイント投資できないのか?

 現状、暗号資産は新NISAの投資対象には選ばれていないと思います。
しかし、ポイントで暗号資産に投資すること自体は可能です。
たとえば楽天では、アプリ経由で100ポイント単位でビットコインに投資することができます。

楽天ウォレットアプリも対応しています

Vポイントも始まりました

こんな物もありました。この投資対象の中に、ビットコインも含まれているようです

気になる物がありましたら、ぜひやってみてください!


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