ローマ帝国をも退けた「黒い液」と環境問題とのゲワイな関係
先に断っておきますと「ゲワイ」とは「Get Wild(ゲットワイルド)」のことでございます…読み進めていただけたら…あえて細かくは説明しませんがわかる方は…あゝ…と
いくら海を護るとは言っても、あくまで「人類と共存共栄」した上での話
人類が海と共生できる環境を創りだすにあたり、悩むのはその際に使う「資材」
それで環境破壊してしまったら元も子もない、かといってコストがかかりすぎてもプロジェクト自体がトン挫しかねない
そんな中、皆さんも良くご存知の「黒いアレ」が大活躍するんです
それは「アスファルト」
ん?工事してるときの臭いとか、ちょっと知ってる人は石油由来でしょ?とかで「環境に良くない」イメージがあったりしませんか?
というか、なんとも思ってないか…w
ま、その「アスファルト」なんですけど、実はもう何千年も前から在って
エジプトのミイラをつくったり、それこそ古代ローマの道路とか壁とか屋根とかの防水加工とかに使われてたんです
そしてなんと海から湧き出てくる!
アスファルトは80℃以下だと固まり、80℃以上だと液体になるというありがたい性質
だからこそ珍重されるわけですが
中東に「死海」って海があるんですけど、そこでは天然でアスファルトが湧き出て、冷やされて浮いてくるんです
トリニダート・トバゴという国には、このアスファルトが永遠に湧き出てくる「ピッチ湖」という「アスファルトの湖」まである
古代ローマ時代「ナバテア王国」という王国がこの死海の近くにあり、そのアスファルトの貿易による経済力を背景にローマ軍を退けたり、対等に渡り合ったりしていたという
ナバテア王国は砂漠に位置しているのですが、このアスファルトの防水能力を活かし、水路や貯水槽をつくり、砂漠のなかなのに、当時からプールがあったこともわかっています
良く昔話に出てくる砂漠のなかのオアシス、天国として描かれるのはこのナバテアだとか
※アスファルトは「瀝青(れきせい)」ともいいます
日本でも縄文時代に天然のアスファルトが使われていたという記録も
いまの日本では、石油から人口精製されたアスファルトがほとんどですが、欧米ではいまでも天然のアスファルトが使われているところが多い
今日は「へぇ…」くらいでたいして面白くもない話であれですが
何気なく舗装されているそのアスファルト道路が、実は何千年も前から存在していて
しかも天然素材だということが意外と知られていないことがわかりカキました
本日もご拝読感謝🙏
というわけでまた牡蠣の人オンラインラボでお逢いしませう❣セカウマーーーックス🤠
「たのしく・おいしく・環境対策」など人類と地球との共存共栄を目指して多様な研究をしております。詳しくは牡蠣…もとい下記のページから👇
こちらの記事は2020年9月12日にこちらのセカウマックス倶楽部の特典のひとつ「あの牡蠣の人のオンラインラボ」にて投稿されたものです
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