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夜中に浮かんだこと

一人暮らしをして、もうすぐ9年。
最近は外食せずにご飯作るようにしているけど、
大好きなにんにくとか塩っ辛い食べ物ばかり。
揚げ物も一人の時にしたことないや。
恥ずかしいな。

美味しいものが食べたいなと思ったこんな深夜に浮かぶのはお母さんのご飯だった。

バリバリ営業してた時に行った寿司屋でも、
お気に入りの山形料理の居酒屋でも、
ランチセットがたまらないイタリアンでもなく、
お母さんのご飯なのだ。

どうしよう。

でも、いつかお母さんはいなくなってしまうというのに。

お母さんのご飯がいつか食べられなくなる日がくるだなんて。

なぜか、こんな時に悲しくて悲しくて涙がポロポロこぼれてきた。

大切なものが永遠に続かないことに気がついたこと、本当に感謝しなくてはならないけど、
すごく悲しいよ。

とても愛おしいよ。

なんだか、最近前よりずっと自分のことや生活を落ち着いて、考えられるようになって、色々なことに気が付きすぎてしまう気がする。

困ったな。

でも、いつかを意識できるようになったのだから、
悲しみをたくさん抱きながら、
お母さんにたくさんたくさん優しくしよう。

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