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女同士の繋がり、ない人もいる

フェミニズム界隈について知っていくと、シスターフッドという言葉に必ず出会う。
姉妹のような連帯感をもって、女性たちが女性解放運動などに取り組んできた歴史。
逆境に立たされてきた女性が強く生きるために必要なものだったんだと思う。

でも、そんな大きな問題だけじゃなく、姉妹のような連帯感は私の生活にはたくさんある。

親戚の集まりで母と叔母たちが集まって楽しそうに料理をしていた台所
恋バナが一番の楽しみだった学生時代
男には分かんないよという批判
夫抜きで集まったときの異様な楽しさ

同性だけで集まると私はとても安心する。

多分それは、私が姉妹を多く持つ母の元、姉と育ったからだ。
申し訳ないけど、父はいつも少し離れた場所にいた。

さて、先日義母と長くを話をしたのだけど、その時に義母にはそういう感覚があまりないと感じた。
兄と2人で育ち、家父長制?のような古臭い考え方の母に反発していたと話していた。
子供も2人の息子。

彼女は「私はずっと1人だと思って生きていた。」とさらっと言った。

「でも、夫と最近ようやく心が繋がった気がした。60歳にしてようやく味方ができたと感じた。」

義母の病気や義父の仕事のトラブルがあって、2人の絆を再構築したらしい。
その話はとても興味深かったし、素敵なことだと思った。

私は心のどこかでやっぱり
「夫…男には分からない。」
と思っているから。
特に妊娠、出産を経てその気持ちは増した。

でも、それで逃げてしまうのではなく、その上で長く歩んできた義母を心から尊敬した。

分かり合えない人と一緒に生きた方が、私たちは色んなことに気づけるよね。

分からない!だから、一緒にいよう。


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