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2020年を終えて

激動の2020年が終わる。

オリンピック開催の年、「2020」というキリのいい数字、そして私自身は志望校ではなかったものの、大学院に進学する年。

本来は良い思い出として心に残るような一年になると思っていた。

某ウイルスが流行し、「失われた1年」と言われることもあった。かく言う私も、春学期は講義が全てオンライン形式の講義になり、やりたい事や描いていた院生生活とは程遠いものとなった。私に限らずほとんどの学生がそう思っているだろう。

ZOOM飲み会なども何度も行った。だが物足りない。対面で人と話すときよりも気持ちや表情の共有が上手くいかず、「話しているのに話せていない」ような感覚を味わうのだ。誰かが話しそうだからここは譲ろう、、、といった事がオンラインになると途端に出来なくなる。表情を窺い続けると話が進まなくなる。

二人や三人、四人で話しているのにどこか孤独を感じる。笑っているのに本当に自分の気持ちが伝わっているのか分からなくなる。

前まで自分は「一人が好き、一人でも余裕」という風に思っていたが、それは間違いだらけだった。

人間は社会性の動物で、どう足掻いても社会から逃れることは出来ない。社会と繋がることを求められ、いつの間にか自分も社会を求めている。

私はこれに気づいた自分を褒めてあげたいと思う。

どんなに社会と繋がっていても褒めてくれる人間はいるとは限らない。

こんな不安だらけの社会だからこそ、自分自身を褒めてあげる事は自分の為にもなるだろう。

たまには自分を褒めてみよう。そして澱んで見えない霧を少しでも晴らすために、精一杯今を生きよう。






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