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毒親との関係(軌道修正)

 現在仕事でコンビを組んでいる方は、私とは考え方が対極にあると思う。
その人を…A氏とする。

 私は『弱気になりすぎないように』とか『相手の言動に振り回されないように』など、常日頃自分に言い聞かせているのだが、それでも強い口調で「わーーーーーーーー!」と言われるとフリーズしてしまう。だからその状態で相手に物申すときは、物凄くアクセルを踏む必要がある。
という話をA氏にしたら「え~(驚き)」と言われて驚いた。 

 A氏は普段自分の気持ちにブレーキをかけているとのこと。そうしないと、他者を攻撃してしまうと言われた。それは相手が弱者の場合に限らず、強い立場の人であっても言いにくいということはなく所謂『口撃』をしてしまうのだそうだ。自身がそういうタイプだとわかってからは何か相手に、「わーーーーーーーー!」と言われた状態で相手に物申す場合、ブレーキを解除するのだそうだ。
という話を聞いて私は思わず「え~(羨ましい)」と言ってしまった。

 普段一緒に仕事をする中で私はA氏に『芯が通った温厚な人』というイメージを抱いていたが、それはA氏の努力の賜物だったのである。
そして私がフリーズしているとA氏が適切な処置をしてくれる。
「今のはああいう言い方ではなくて、○○XXと言うだけで良かったのにね」とか
「望ましいのは○○だけど、相手があれならこっちはXXで対応しましょう」
とか
「ああいう俺が俺がの人はそっとしておきましょう」などとA氏に言われ、私のフリーズやモヤモヤは解除され、思考回路が望ましい方へ軌道修正される。

 『親の言うことすることは正しい。食べさせてもらっている内は親の言うことを聞いていればいい(聞いていろ!)』と言われ続けた。それに加え、両親の言い合いは日常茶飯事だった。だから自分の考えより、相手が何を望んでいるか→怒らせないようにするにはどうすれば…とか自分の何が悪かったのか…という思考回路になってしまう傾向にある。それも色々な本を読んで考え方の訓練をして『相手が怒っている=私が何か悪いことをして怒らせてしまった』というわけじゃないと自分に言い聞かせても、今度は『相手の考えを変えるのは難しいから、自分がどう変われば相手があんなに怒らずに済んだのだろうか』と考えてしまい、負の思考回路から抜け出せない。
 ということを知ってか知らずかわからないが、先日またフリーズしかけることがあり、A氏に「あれは〇〇さんが勝手にやって勝手に怒っているのだから知ったこっちゃない。人の顔色を窺わなくてOK^^v」と明るく言われ凄く気持ちが軽くなった。

 今の仕事は全くやってこなかった分野の仕事であり、周囲の人も今まで関わってこなかったタイプの人が多い。そういう意味でも昨年思い切って転職して良かったなと思う。
 仕事の内容を極めるだけでなく、負のモードにならないよう考え方の訓練をすることにおいても、良い勉強ができる環境に感謝(*^^*)
A氏は今まで組んだ人の中ではダントツに陽の言動行動の人で、私は落ち着いて仕事に集中できる。A氏とのコンビは期限付きなので、今は1つでも多くプラス思考を吸収したい!

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