#1 西川津町(島根県・松江市)
やーー!記念すべき初回のどんぶらこ漂流記は、in 西川津町!
とりあえず、近所だからです。
西川津はなんと言っても、山陰に2つしかない国立大学の雄、島根大学を要する学生街。大学時代に島大の友達の家に泊まりに行ったことを思い出した。
そこに紆余曲折を経て自分が住んでるとは、人生わからない。
さて、学生街をなすものはなんだろう?
島大の学生たちの生活を想像しながらどんぶらこ。
まずは、川だ。
京都の学生たちは鴨川に憩っている。
恋人同士寄り添ってみたり、みんなで酒盛りしたり、一人で読書したりする。
ひとりじゃないけどその気になればひとりにもなれる空間を人は居心地よく感じるらしい。
島根の大学生たちはというと、全く川にはいなかった。
西川津は朝酌川が生活道路に沿うように流れる川の町。
綺麗に草刈された河川敷がずっと続いていて、歩いていてとても気持ちが良い。
なんなら暑さも少し和らぐ感覚がある。こんなに気持ちいい川があるのに大学生のみんなはどこで何してるの?
みんなおうちでオリンピック見てるの?
船もあった。乗りたい。何に使う船だろう。
昔はこの辺りにたくさん子どもがいたらしい。
子どもがたくさんいるところにはかっぱ伝説があることが多い。
出水期に子どもだけで川で遊ばせないようにとか、川で亡くなってしまった子どもへの弔いとか、
かっぱ伝説はバーナキュラーなものであると言われる。一回見てみたい。
そして、この辺りは、弥生時代の遺跡が残っているらしい。
弥生時代は、「食糧生産が始まってから前方後円墳が出現するまで」の時代。
いろいろ出土してる。弥生から人住んでたんだ。
弥生に地主の概念とかあるのかな?ずっとこの地域に住んでる家族とかいるんだろか。
橋がかなり短い間隔で架かっていて学生への配慮を感じる。
学生たちが住んでいるであろう賃貸アパートを見ながら、自分の学生時代のことをいろいろ思い返した。
鳥取県で一番人口が少ない町から横浜の大学に行った。
横浜といっても、横須賀に程近い海沿いの郊外のまちにキャンパスがあり、全然煌びやかじゃなかった。
上横?してすぐは、車の量に驚いたり、電車の本数に驚いたりしつつも、
「なんだ、横浜とかいっても米子みたいなもんだったわね!」と余裕こいて親に電話したりしていた。
でも、初めて横浜駅に行った日にはとんでもないところに来てしまったと思った。
誰とも目が合わないことに驚き、しっかり人の流れに酔った。見渡す限り全員他人という状況がそもそも人生初で、急に都会に来たことを後悔した。
え、よく考えたら壁挟んで隣に知らない人が住んでいるのやばい。と思った私は、
とりあえず鳥取から持ってきたお土産をアパートのすべての人に配り周るなど中山間地仕込みのご近所周りを展開し、仲間を増やす活動を始めた。
知らない人が突然尋ねてくること自体が珍しいだろうし、不審に思われた気もするがみんなピンポンすると快く外に出てきてくれた。
卒業する頃にはアパートの住人たちとはバーベキューをする仲になり、
近所の人たちとも仲良くなって、隣のおばあさんの家に上がりこめるようになったりしていた。なぜか水曜の朝に袋麺を差し入れてくれるおじさんなどもいた。
たまたま近所に住んでいただけ、関わらなくても全然生きていけるのになぜか仲良くなれてよかった。
みんななるべくなら近くに住む人と仲良くできたほうが良いと思っているのかもしれないので、これからも近所の人には積極的に挨拶したい。
島大周辺のアパートにもそんな物語があるのかも?
河川敷から少し外れて、学生街といえばやっぱりブックオフ
あややのこのDVD初めて見た。
余談だけど、中古市場てめちゃ伸びてるらしい。
そして、学生街といえば、モス。
モスといえば海鮮かき揚げバーガーおすすめです。
グルテンフリー生活の人にもおすすめ。
モスって緑じゃなかった?
橋を渡ると、スーパーみしまや。
みしまやといえばセービングクーポン。
言わずと知れた島根のスーパーチェーン。
うちの🐢(夫)に言わせると、みしまやは肉が違う。とのこと。
花火が売っていた。
学生街に、安い散髪屋さんは必須。
そして、汚くてうまくて量が多い店も必須。
はい、ダイソーも必須。
狭い台所を突っ張り棒でDIYしないとけないので。
キャンパスクラブも必須。
何?キャンパスクラブ、貸し宴会場使ってみたい。
魔境感。
韓国料理ソウル。
一回行ってみたけど気合いが入ってなくて本場感あって良い。
もう少し空いてる日にまた行ってみたい。
いつもは車で通り過ぎるまちだけど、色々みてみたら路地もたくさん。
古い家も多いし、道も狭くてそれはそれで良い感じ。
古くからある街らしいし、学生さんたちには西川津を色々味わってほしい。
古民家キャンパスとかいいとおもう。
シルバー人材センターここにあるんだ。
これからの人と、これまで頑張ってきた人が交錯している。
島大生は、7割が県外からやってくるらしい。
裏を返せば、進学できる大学の数から考えると、県内出身者の7割近くが県外に進学していることになる。
県外からやってきた学生さんたちは、島根でのキャンパスライフのどこに新鮮味を感じるんだろうか?いつか聞いてみたい。
私は県外に出た方の若者だったけど、今こうして山陰に住んでいる。人生何があるかわからないし、何があっても大抵大丈夫。居心地の良いまちです西川津。
もっとどんぶらこしたいけど、あまりにも暑すぎるので退避!
西川津は、生活に根ざした、郷愁を誘うキャンパスタウンでした!
次回は鳥取のどこかかな。こんな内容でいいのか?