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昭和70年アジアで初めて開催された万博がここ大阪でした。そのシンボルである「太陽の塔」は岡本太郎氏によって作られ、世界中の人達に感動を与えました。先日、生まれて初めてこの塔へ行き少しの間タイムスリップして来ました。万博跡地に作られた「エキスポランド」(2009年閉園)には遊びに行っていたのですが、太陽の塔を間近で見ることはありませんでした。
緊張した面持ちで入館、何せ初めてなので見逃すまいと目を凝らして一つ一つ観覧しました。
中央にある「生命の樹」はいのちの歴史で過去・現在・未来へと繋がっていきます。
万博が開催された時は左手か右手から外に出ることができたようですが、現在はその手⁈自体の撮影すら禁止されていました。
その手の付け根から見上げると吸い込まれそうな感覚、吸い込まれそうな未来を感じることが出来ました。
観覧後、地上に戻っていく時に当時の製作過程が展示されていてそれも知らないものにとってはとても勉強になりました。
私の岡本太郎氏の印象は「破天荒」だったのですが、太陽の塔製作時の彼の様子はカッターシャツにネクタイと、学者のようないで立ちでこれが一番驚きました。非常に緻密な計算の上になりたった芸術品を創り上げたのでした。この<いのり>の左下の顔もいくつも試作品が作られていました。
2025年大阪万博が予定されています。コロナの影響で着工の遅れや世界情勢の諸問題があり開催が危ぶまれていますが、日本はコロナ禍でのオリンピック開催もしたし、きっと大丈夫!そして、大阪は馬力があるから少々の事ではへこたれません!と思っています。
「過去を知り未来を考え現在を生きる」これが岡本太郎氏が伝えたかったことだろうなと思います。皆さまも一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
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