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BOB MARLEYの作品(アイランド時代) PART 2

RASTAMAN VIBRATION

1976年度作品

このアルバムが発売された時の事ははっきりと覚えている。当時発売された音楽誌では最高の評価だった。重低音が強化されずっしり重いサウンドだ。気になったのでアナログ盤とデラックスエディションCDとを聞き比べてみた。
やはりCDではエグい重低音が全く再現されていないのだ。レコードの迫力には程遠い。
私は別にアナログ信者では無いのだがレゲエはアナログ盤で聴く方が楽しめるのは間違いない。
私はこのアルバムがボブの最高傑作だと思う。前作の大成功による自信と確信に満ち溢れたとても素晴らしいアルバムだ。

WANT MORE

EXODUS

1977年度作品

先日公開された映画はちょうどこのアルバムの制作時期だったので違った視点で聴くことができた。
このアルバムはロンドンで録音されているがウェイラーズの強靭なサウンドは何も変わっていない。変わったのはラヴソングが増えた事。
A面がメッセージ色が強くB面がラヴソングだ。軟弱者と言われても仕方ないがおっさんになってしまった今、B面がとても心地良いのだ。

THREE LITTLE BIRD

KAYA

1978年度作品

このアルバムが発表された時私は18才。
三流大学生になり音楽の事だけを考えていれば良い天国のような生活が始まった。
音楽サークルに入部して沢山の仲間に出会えた。そんな頃に発売されたアルバムだ。
前作同様ロンドン録音だ。
当時の仲間はみんな金欠だったので買ったレコードは頻繁に貸し借りしていた。
まだレゲエを聴いてる奴なんて少なかったのだけどこのアルバムはとても友人達の評判が良かった。曲が良いし演奏も素晴らしい。そしてポップなのだ。
でもこの頃からボブの新譜に対する音楽雑誌の評価は厳しくなってくる。当時はパンクな時代。ジャマイカやロンドンからパンクなレゲエミュージシャン達が続々と登場してきたからだ。
でも新進レゲエミュージシャン達はみんなボブに心酔してたのだけどね。

KAYA

BABYLON BY BUS

1978年ボブはワールドツアーを敢行する。
このアルバムはパリ、コペンハーゲン、ロンドン、アムステルダムの4ヶ所の録音が収録されている。レコード中袋に当時公演に訪れた都市の地図が載っているので紹介しておこう。

このレコードは片面3曲ずつぐらいの長尺な曲中心だ。生演奏のダブなんてこのアルバムが初めてだろう。
久しぶりに聴いたんだけどこれは凄いわ。
しかし1975年の「LIVE!」のような熱狂は収録されていない。でも実際は凄かったと思うよ。

POSITIVE VIBRATION

SURVIVAL

1979年度作品

白状しよう。
このアルバムとUPRISINGは発売当時購入していない。何故なら当時購読していた音楽雑誌の評価がよくなかったから。
今みたいにネットで簡単に試聴出来る状況じゃ無かったので当時は音楽雑誌やラジオなどの情報がとても重要だったのだ。来日公演も行っていない。これは一生の不覚だった。
行った友人は大絶賛だった。
CDは買ったけどボブが亡くなった今、KAYAのアルバムのような心踊る曲が少なかったとは言い難いな。言ってしまったけどね。
でもレコードも買いました。再発盤だけど。

ZIMBABWE

UPRISING

1980年度作品

このアルバムは当時購読していた音楽雑誌では過去最低の評価だった。ポップになったのがいけなかったのだろうか。
評論家が何と言おうとこのアルバムは好きだ。
ええ曲ばっかり。すっと私の心に入り込んでくる。
これがラストアルバム。とても良い!

REDEMPTION SONG

CONFRONTATION

1983年度作品

ボブの死後発表された未発表曲集。
当時「BUFFALO SOLDIER」がラジオから流れてきて驚いたファンも多い筈。
そうそう!テレビでもビデオクリップが頻繁に放映されていたな。
めっちゃいい曲やん!
他の曲も素晴らしいねん!
未発表曲は6曲で残りは入手不可能なシングル盤音源らしいが、素晴らしい完成度なのだ。

TRENCH TOWN

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