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データ活用って難しい!?若手Domo buddiesが歩んできた、データ活用人材への道 ~【Domo導入経緯 編】~

データの活用やDX(デジタル変革)を進める際、重要なの事の一つは人材の育成です。多くの企業でこの課題が取り上げられています。
そこで今回は、Domo(ドーモ)のユーザーコミュニティであるDomo buddies(ドーモ バディーズ)に所属する若手メンバーが、どのようにデジタル人材へと成長してきたのか(もしくは道半ばなのか)、をお話しいただいたパネルディスカッションのダイジェスト版をご紹介します。

本ブログでは、Domo buddiesコミュニティマネージャーである西尾より、前半の【Domo 導入経緯】の部分をお届けします。後半の【人材育成 編】についてはこちらのブログをご覧ください。

「データ活用って難しい!?若手Domo buddiesが歩んできた、データ活用人材への道」

1. セッション概要

2023年9月開催ドーモ年次最大イベントDomopalooza Japan(ドーモパルーザ ジャパン)において、「データ活用って難しい!?若手Domo buddiesが歩んできた、データ活用人材への道」と題したセッションを行いました。組織の未来を担う若いbuddiesたちはデータ活用人材を目指してどのような道を歩んできたのか、どのようにDomoを使ってデータ分析をできるようになったのか、成長の過程における苦労話などの体験談を踏まえてお話しいただきました。

ファシリ―テーターには、Domo buddies副会長である日本航空株式会社 山名氏に旗を振っていただき、若手buddies達の本音を引き出していただきました。

<参加者アンケートからの反響>
開催後のアンケートからはたくさんのお褒めのコメントを頂きました!

  • 若い方たちの前向きな姿勢に感動を覚えました。

  • Buddiesの若手の方たちの熱さに好感を持った。

  • 自分と同年代の方たちのディスカッションが非常に興味深く、会社によってのDomoへの関心や、自走をどこまでできるかが違うことを知れたのがよかったです。

  • 各社で若手がデータドリブンを推進していることに気づけた。また、一つのBIツールを中心に導入企業数社がコミュニティを作り、業界業種にとらわれない意見交換をできる場が用意されていることに感銘を受けた。
    ・・・など

2. 登壇者のご紹介

まずは和やかな雰囲気で自己紹介。 

2.1. パネリストの若手Domo buddies:

・京セラコミュニケーション システム株式会社 ICT事業本部 カスタマソリューション事業部 ERPソリューション2部 コーポレートシステム課 京都コーポレートシステム 菅原 優依 氏

・株式会社JR東日本びゅうツーリズム&セールス ダイナミックレールパック本部 山岡 美郷 氏

・日本農薬株式会社 営企画本部経営企画部関連業務グループ 吉永 誠 氏

2.2. ファシリテーターのDomo buddies副会長:

・日本航空株式会社 Web販売部 マネージャー 山名 敏雄 氏

※以下、敬称略でお届けします。

3. Domo導入経緯&Domo利活用の状況

山名:それでは早速ですが、まずはみなさんのDomoの導入経緯や利活用の状況、いつからどんな業務でどのように使っているのか、また導入した時のご自身の役割を教えてください。

日本航空株式会社
Web販売部 マネージャー
山名 敏雄 氏

※セッションのファシリテーターはベテランユーザーであり、Domo buddies副会長。
安定感のある場の回しは、さすがでした。

3.1. 基幹システムのデータを見やすく、わかりやすく

菅原:私は社内の基幹システムのテクニカルサポート部門に所属しておりますが、その中でユーザーさんからの要望をヒアリングし、システム改修する業務も担っています。

以前、経営管理部門の方から 「基幹システムの数字をExcel帳票のような形で出力したい」という相談を頂きました。その際、その帳票のためだけにプログラムを改修するより、BIツールなどのツールを使用して、他のデータも可視化できれば、もっと活用の幅を広げられ、さらに多くのメリットがあるのではないかと考えBIツールを調査し始めたのが、Domoに出会ったきっかけでした。

京セラコミュニケーション システム株式会社
ICT事業本部 カスタマソリューション事業部 ERPソリューション2部 コーポレートシステム課 京都コーポレートシステム
菅原 優依 氏

山名:BIツールは他社も多くありますが、その中でもなぜDomoを選ばれたのですか?

菅原:さまざまな調査を行っている中で、ある口コミサイト(ITreview)で高い評価を受けているツールを見つけました。それがDomoでした。実際に無償トライアルで触ってみると、Domo1つであらゆる機能を完結できること、操作もしやすいことなどがよくわかり、高評価を受けている理由が納得できました。

山名:なるほど。菅原さんがDomo導入を担当されたきっかけは何だったのですか?

菅原:実はDomoに初めて出会った時には、あいにく導入までは至りませんでした。しかし、その数か月後にちょうど別のプロジェクトでもDomoの名前が挙がり、そちらのプロジェクトと一緒になることで、前に進められることになりました。当初は私はプロジェクトのメンバーに入っていなかったのですが、自分で検証を行っていたので「実は私、Domoに詳しいんです、プロジェクトに参画したいです」と社内にアピールしていたところ、上司がその提案を受け入れ、アサインしてくれました。

山名:上司の方はなかなか懐の広い方ですね。会社によっては出る杭は打たれることも多いですよね。逆に選んでもらわなかったり、、と良い上司に恵まれましたね。

菅原:そうですね、当社には若手であっても意味や効果があれば聞き入れてもらえる文化があるなと思います。一番最初にDomoに出会った時も、導入には至りませんでしたが、こちらももちろん“若手が提案したから”ということではなく、しっかり聞き入れて検討してもらえました。
 
山名:とても雰囲気の良さそうな会社ですね、菅原さん、ありがとうございました。

3.2. 社内主要データの見える化。全従業員がデータに基づいた意思決定へ

吉永:当社では「社内の主要データを見える化して、従業員全員がデータに基づいた意思決定が出来る」いわゆるデータドリブン経営を目指して、Domoを導入しました。私は導入時には関与していなかったのですが、その後自ら手を挙げてDomo推進プロジェクトのメンバーとなり、ユーザーとして利活用促進を担うことになりました。

日本農薬株式会社
営企画本部経営企画部関連業務グループ
吉永 誠 氏

山名:吉永さんは導入が決まった段階で参画されたのですね。実際にユーザーとしてDomoを使ってみて、どうですか?

吉永:ユーザーという立場でも、データ加工から可視化まで独力で出来るのが魅力ですね。比較的手軽にデータ活用を始められると思います。

山名:菅原さんにも伺いましたが、なぜそもそもプロジェクトに手を挙げて参画しようと思ったのですか? 

吉永:もともと学生時代にデータサイエンスに関連する分野を勉強しており、興味があったからです。また菅原さんと同様で、当社にも主体的な取組みを評価するチャレンジ制度といった若手に裁量を持たせる社内風土があり、それらにも後押しされました。

山名:向上心のある若手ばかりで、皆さん期待できる人材だなと思いながら話を伺っていました。やはり無理矢理やらされるのではなく、自らの意思でやりたいという人や社内で気概のある人をメンバーとしてアサインすることがキーですね。 

3.3. 旅行業界にもデータ活用。ダイナミックレールパックのデータドリブンな商品企画

山岡:私はどちらかというと、菅原さんや吉永さんと違って導入のメンバーでもプロジェクトのメンバーでも最初はありませんでした。会社としては5年前から資料作成の効率化、事業系分野のデータ活用などを目指してDomoを導入しています。

導入以前は、経営企画部が組む目標に対して、営業や企画部門が実務で具体的に必要な行動が把握しづらく、各担当者がExcelを加工して別々に資料を作るといった業務の進め方に課題がありました。Domo導入後は、事業部門の担当としても、その仕組みが改善されたと実感していました。

株式会社JR東日本びゅうツーリズム&セールス
ダイナミックレールパック本部
山岡 美郷 氏

山名:なるほど、ありがとうございます。Domo利用者として山岡さんは3年前から利用開始とのことですが、Domoに携わるようになったきっかけは何だったのでしたか?

山岡:当時は商品企画を担当していましたが、初めはどちらかというと受け身で、会社でこういうものを導入したので活用してください、といった流れでDomoに触れました。企画といっても割と単純な作業が多くて、もともと常々自身と部署の業務をもっと効率化したいという思いを持っていまして。そんなときにDomoを会社からアサインされて、だんだんはまっていって、気づいたら…という感じですね。

山名:そこまで最初は積極的ということではなかったものの、どんどんのめり込んでいって、今はバリバリ使いこなしているということですね。

山岡:はい(笑)、まぁそうですね。Domoで自身の業務に必要な細かい粒度での実績把握ができるようになったことで、経過を見ながら適切なアクションを起こせるようになりました。例えば、リアルタイムで在庫を把握してのピンポイントの仕入交渉や、旅行商品でスピード感が必要な商品の優先順位づけなどの実務に活用しています。

山名:アクションに落とすところまでできており、素晴らしいですね。皆様ありがとうございます。Domoとの関わりや使い方というのは本当に三者三様で様々だなと思いながらお話を伺っておりました。

・・・以上、ここまでが導入経緯編でした。もともとデータサイエンティストでもない若手がどのようにデータ活用を学び、それを業務に活かせるまでに成長できたのか、そして今後の展望についてお話しいただいた【Domo人材育成編】については下記ブログをご覧ください。

4. まとめ

セッション前半では、なぜ各社がDomoを導入したのか、また活用状況について簡潔にご紹介いただきました。あらゆる業界、事業や業務におけるデータ活用が進んでいますね。後半のブログ(「データ活用って難しい!?若手Domo buddiesが歩んできた、データ活用人材への道 ~【Domo人材育成 編】~)では、いよいよどのようにデータ分析できるようになっていったのか、ご紹介していきます。

Domoのユーザーコミュニティ”Domo buddies”では、毎月Domoユーザーによる勉強会を開催しています。今後のDomo buddies勉強会の開催予定一覧はこちらをご覧ください


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